井原沿線空の旅 − 各駅編
三谷駅
駅の説明 駅周辺の写真 周辺の史跡・名所等
きびの真吉備公園周辺
◆吉備真吉備公園全景(矢掛町東三成)

吉備真備の遺徳をしのび設けられた公園である。
 吉備真備は、奈良時代の政治家、学者。詳しくは、おかやま人物往来を参照のこと。
 なお、公園の広場正面には巨大な真備像が建立されている。
  三谷駅から東700m


※撮影:平成10(1998)年4月
きびの真吉備公園
◆吉備真備公園(矢掛町東三成)


※撮影:平成10(1998)年4月
きびの真吉備像
◆吉備真吉備像(矢掛町東三成)

※撮影:平成10(1998)年4月
吉備大臣宮
◆吉備大臣宮(矢掛町東三成)

吉備真備をまつる神社。吉備氏の館跡と伝えられる地にある。

※撮影:平成10(1998)年4月
圀勝寺
◆圀勝(こくしょう)寺(矢掛町東三成)

真言宗の寺院で山号は、神遊山である。
 寺伝によると、天平勝宝8(756)年吉備真備の開基と伝えられ、地蔵院と称していた。
 元禄12(1699)年、寺にほど近い所から、吉備真備の祖母の骨臓器が発見され、そこに刻まれた真備の父、下道圀勝の文字にちなみ改称された。この遺骨を納めるために、享保年間(1716から1736)に本堂わきに小社殿をつくり、現在は、光助霊神宮と呼ばれている。
〔三谷駅から北600m〕

※撮影:平成11(1999)年3月
圀勝寺の椿
◆圀勝寺の椿(矢掛町東三成)

圀勝寺の境内、光助霊神宮の前に樹齢約300年の見事なツバキの大樹がある。樹高6m、枝は四方に9mで町指定の天然記念物である。

※撮影:平成11(1999)年3月
下道氏墓
◆下道氏(しもつみちうじ)の墓(矢掛町東三成)

東三成の字谷川内の北から小田川に向かってのびる尾根一帯に見られる奈良時代からの火葬墳墓群を東三成墳墓群という。
 その一角から、元禄12(1699)年に吉備真備の祖母の骨臓器が発見され、国の史跡に指定されている。
 なお、骨臓器は、現在、圀勝寺に安置されている。
〔三谷駅から東約1.5km〕

※撮影:平成10(1998)年4月

福頼神社
◆福頼神社(小田郡矢掛町横谷)

※撮影:平成11(1999)年4月
福武家住宅
◆福武家住宅(矢掛町横谷)

福武家は、江戸時代に大庄屋を務めた旧家である。その敷地は、4500平方メートルにもおよび、今も威風堂々と横谷の集落にある。
なお、建物は、江戸初期から中期にかけての建築とされる主屋や江戸後期に設けられた長屋門などがあり、岡山県南部における大庄屋の遺構として貴重なものである。

〔三谷駅から南約1.6km〕

※撮影:平成11(1999)年4月

洞松寺
◆洞松(とうしょう)寺(矢掛町横谷)

曹洞宗の寺院で山号は舟木山である。
 寺伝によれば、南都興福寺の光照菩薩を本尊として仏閣を建立し、法相宗舟木山洞松司院と証した。
 その後、和気氏により七堂伽藍が整備されたが、やがて衰退していた。
 再興は、応永19(1412)年に喜山性讃禅師によりなされたという。のちに門末寺院1287か寺を数えるほど発展した。
 現在も古備前をはじめ、町指定文化財を多く所蔵している。 
〔三谷駅から南約3.1km〕

※撮影:平成11(1999)年4月
洞松寺山門
◆洞松寺山門(矢掛町横谷)

※撮影:平成11(1999)年4月
洞松寺
◆洞松寺(矢掛町横谷)

※撮影:平成11(1999)年4月
観照寺
◆観照(かんしょう)寺(矢掛町横谷)

真言宗の寺院で山号は、大日山である。
 寺伝によれば、正和元(1312)年、舜栄和尚が円道坊を建立したのが始まりである。
 寛文5(1665)年に増秀和尚が、大庄屋福武家の外護により、現在地に移転し、観照寺と改称したという。
 本尊の大日如来像は町の重要文化財に指定されている。このほか、境内のサザンカは、樹高10m、樹齢約200年の老木で町の天然記念物に指定されている。
〔三谷駅から南約2.6km〕

※撮影:平成11(1999)年4月
水車の里フルーツトピア
◆水車の里フルーツトピア(矢掛町東三成)

周辺には梨畑などでフルーツの香りがいっぱい。
週2回の産物販売が行われている。

〔三谷駅から北約2.5km〕

※撮影:平成19(2007)年4月
水車の里フルーツトピアと大きな水車
◆水車の里フルーツトピアと大きな水車(矢掛町東三成)

周囲には梨畑が拡がっている。

〔三谷駅から北約2.5km〕

※撮影:平成19(2007)年4月
両面薬師堂
◆遥照山(ようしょうざん) 両面薬師堂(鴨方町益野)
 正式には、薬師院といい、天台宗の寺院で、山号は、遥照山。
 遥照山の山頂、標高405mの浅口市、矢掛町の境界付近にある。
 寺伝では、慈覚大師の開山という。
本尊の石仏が、南面は薬師如来、北面は釈迦如来という二仏一体という珍しい像であるため、「両面薬師」と呼ばれ親しまれている。
 なお、遥照山一帯は、古代仏教の聖地であったといわれる。
  三谷駅から南約10.5km

※撮影:平成11(1999)年4月
岡山天体博物館
◆岡山天文博物館(鴨方町本庄)

瀬戸内海を望む竹林寺山の一角にある博物館で、天文学や隣接する国立天文台岡山天体物理観測所の役割などを紹介している。
プラネタリウムや太陽の黒点などを観測できる太陽観測室などもある。
昭和35(1960)年10月の開館。
昭和37(1962)年の岡山国体の炬火は、ここの望遠鏡により太陽光から採火された。

   三谷駅から南約10.3km

※撮影:平成11(1999)年4月
岡山天体物理観測所
◆岡山天体物理観測所(浅口市鴨方町本庄)

竹林寺山の山上にある昭和35(1960)年開所の天文台である。
岡山天文博物館の背後の山道を200mほど進むとある。
国内最大級の188cmの反射望遠鏡、世界一のクーデ型65cm太陽望遠鏡などを備え、昼夜観測が続けられている。


※撮影:平成11(1999)年4月
参考文献
『矢掛町史』  『鴨方町史 本編』 
大百科事典、おでかけスポット(ワンダーファクトリー)
井原線八十八箇所納駅帳 日本文教出版 河原 馨/編著(1998年)
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〔岡山県立図書館メディア工房〕
《ご参考》デジタル岡山大百科