明治時代の印刷物 − 文明開化の頃のデザイン −
◆◆  引札 : 岡山(おかやま)その3  ◆◆ 


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※ 記載文字
〔右絵部分〕
 独逸製凹凸鏡

〔左側文字部分〕
 和洋ガラス等種々
 ランプ販売    
 岡山市車町通西詰
 小山文三郎
※ 参考
 電気のない時代、ランプは重要な器具であった。レンズも含め、高品質なものは、ドイツ製が使われていたことがわかる。
 岡山市車町とは、柳川ロータリーの東側地区の通称。現在の蕃山町と中山下1丁目の一部を指す。公の町名表記としては姿を消しているが、町内会名としては、今は地名から消えた楠町とともに現在も使われている。
 岡山駅と城下を東西に結ぶ桃太郎通りのうち、柳川ロータリーの東側は山陽道筋にあたり、商業地として栄えた。地名の由来は糸を紡ぐ車や綿くり車をつくる職人が多いことからだという。
 引札には、恵比寿と大黒天が描かれている。
*参考文献
 『岡山市の地名』 岡山市地名研究会 (1989)
 『岡山を語る〜岡山町並みの残映〜』 岡山市立中央図書館「おかやまを語る会」(1996)
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 〔岡山県立図書館〕
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