明治時代の印刷物 − 文明開化の頃のデザイン −
◆◆  引札 : 福渡(ふくわたり)その1  ◆◆ 


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※ 記載文字
〔右側絵部分〕
 日本武尊
  士農
 稲荷大明神

〔真ん中文字部分〕
 諸菓子卸商
 並びに砂糖莨大安売
 美作福渡駅
 河島彌太郎     

〔左側絵部分〕
 恵美子大神
  工商
 聖徳太子
※ 参考
 明治期のものと推定される。
 地元の方の話では、河島家の屋号は、「木屋」といったそうだ。
 なお、屋号とは、一つの地域に同じ名前の者が多い場合、識別するために使っていた呼び名のことであり、商売人以外でも使われていた。
 引札には、実在や神話上の人物がおりまぜて描かれている。
 なお、美作福渡駅とは、現在のJR津山線福渡駅のことである。
* 「中国鉄道(津山線)」について
 「中国鉄道(津山線)」に関連する略年表を次に示す。
明治27(1894)年  中国鉄道株式会社設立
明治31(1899)年
   12月21日
 岡山市−津山(現津山口)間(56.3km)開通
 岡山県下では、山陽鉄道に次ぐ、2番目の開業であった。
 当初は、1日4往復、所要時間2時間30分であった。
昭和19(1944)年  中国鉄道国有化
昭和62(1987)年  日本国有鉄道分割民営化により、西日本旅客鉄道株式会社が発足し、JR津山線となった。
※参考文献
 『津山線・吉備線百年史』 久保豪 (2004)
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 〔岡山県立図書館〕
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