カイ−モミジ
(撮影:2002.11) |
*名称 |
カイ |
*撮影地 |
岡山県備前市閑谷学校 |
*科・属名 |
ウルシ科ランシンボク属 |
*性質 |
落葉高木(高さ20mぐらい) |
*原産地 |
中国・台湾 |
*説明 |
花期、2から4月。
花色、黄。
円錐状の集団花を咲かせる。中国の孔子廟に植えられており、日本でも孔子廟に植えられる。雌雄異木。葉はハゼに似て羽状複葉で大きい。カイの紅葉は有名。閑谷学校内には、大正時代に孔子廟に生育していたものの種子を持ち帰り、植栽されたという2本のカイの大木があり、11月中旬ごろ、西側のものは赤色に東側のものは黄色く紅葉し、その対比が美しい。 |
*別名 |
カイ(楷)・カイノキ (中国名の「楷樹」から)・爛心木(ランシンボク) |
*参考情報 |
閑谷学校は、1668年に岡山備前藩主池田光政によって建設された学校であり、講堂は国宝に指定されている。 |
|
|
カエリザキの一例−シモツケ
(撮影:2007.11.10)
|
*名称 |
カエリザキ |
*説明 |
花期、9から12月。
その季節でないのに花の咲くことをいう。多くは春頃咲く花が再び秋に咲くことをいう。多くの場合、春より勢いのないことが多い。カエリザキの例としてシモツケのほかにも、ボケ、コエビソウ、カイドウ等カエリザキにもいろいろある。「カエリザキ」は季語で「冬」。 |
*別名 |
帰り咲き・返り咲き・狂い咲き・2度咲き |
*参考情報 |
「岡山 6月の庭の花」に「シモツケ」、「コエビソウ」。「岡山 月々の花3月」に「ボケ」、「カイドウ」の紹介。 |
|
|
ガマ−穂
(撮影:2007.11.10)
ガマ−群
(撮影:2007.11.10) |
*名称 |
ガマ |
*撮影地 |
岡山市瀬戸町万富 |
*科・属名 |
ガマ科ガマ属 |
*性質 |
多年草・水生植物(高さ2mぐらい) |
*原産地 |
北海道、本州、四国、九州 に分布 |
*説明 |
花期、6から8月。
花色、雌穂(緑褐色)雄穂(黄色)。
池、湖、湿原等に生えている背の高い水生植物。ガマ属植物は、雄花と雌花があり、上方に着くのが雄花群、下方につくのが雌花群で、茶褐色のガマの穂と言っているのは雌花群。雄花群は花が終わると脱落する。雌花群の穂をほぐして綿の代わりとした。葉は厚く長さ約1m以上幅約2cmぐらい、編んでむしろを作る。 |
*別名 |
蒲・香蒲・ミスグサ・ミスクサ(御簾草) |
*参考情報 |
薬草としても用いられ、雄花の花粉は止血剤になる。 |
|
|
カリン−木・実
(撮影:2007.11.8) |
*名称 |
カリン |
*撮影地 |
岡山市半田山植物園 |
*科・属名 |
バラ科ボケ属(カリン属) |
*性質 |
落葉高木(高さ6から10mぐらい) |
*原産地 |
中国 |
*説明 |
花期、4から5月。
花色、淡紅。
果実は楕円形あるいは倒卵円形、長さ10cm内外。はじめ緑、秋に黄橙色に熟して芳香を放ち、果肉はかたくて酸味が強く、生のままでは食べられない。マルメロとは実の形が違う。この樹の木目が花櫚(カリン)(ふたばがき科)に似ているのでこの名がついたという。果実酒、砂糖漬け、ジャム等として食用にされるほか、咳止め薬としても利用される。果実鑑賞期7から11月。カリン酒は色が綺麗で味もよい。 |
*別名 |
花梨・木ボケ・アンランジュ(安蘭樹) |
*参考情報 |
「岡山各地 花のいろいろ」に「カリン」の花の紹介あり。 |
|
|
カンガル−ポ−−花
(撮影:2007.11.8) |
*名称 |
カンガルーポー |
*撮影地 |
岡山市伊福町 |
*科・属名 |
ハエモドルム科アニゴザントス属 |
*性質 |
多年草(高さ1から1.5mぐらい) |
*原産地 |
オーストラリア地方 |
*説明 |
花期、4から7月。
花色、赤・黄。
地下に肥大した塊茎を持つ。全体に粗い毛が密生している。葉は根から伸び細長い剣状の線形。葉の脇から出た花茎の先にカンガル−の前足によく似た、細かい毛に覆われた筒状の花を多数つける。先端は6つに裂ける。全体の姿に独特の雰囲気がある。
|
*別名 |
カンガルーポ |
*参考情報 |
命名は花の形から。ポー(paw)は「前足」のこと。 |
|
|
キク−サガギク
(撮影:2005.11)
キク−ポットマム
(撮影:2002.11.9)
キク−菊展
(撮影:2003.10.20) |
*名称 |
キク |
*撮影地 |
岡山市関・菊展は岡山後楽園 |
*科・属名 |
キク科キク属 |
*性質 |
多年草 |
*原産地 |
中国 |
*説明 |
花期、周年。
花色、白・黄・赤紫・橙・赤・絞り・2色花。
キクは仏花の代表的存在で日本で1番多く生産されている花。11月頃に咲く品種が多いが、輸入や開花調整、電灯で抑制、覆い等で促成栽培され年間出回る。数え切れないほどの品種があり、花径、咲き方、野生の菊等でいろいろの呼ばれ方がある。 サガギク(嵯峨菊)は江戸菊、肥後菊、伊勢菊とならび古典菊の1つ。京都大覚寺で栽培されている嵯峨菊が1月約600鉢が公開されるのは有名。 黄色の花が箒状に咲く。ポットマム
は鉢植えの洋ギクのこと(ポットは鉢、マムは、キクの学名クリサンセマムの略)。 家菊(イエギク)ともいい、中央アジア原産、欧米改良園芸種のキクのことで草丈 30から50cmぐらい。 |
*別名 |
菊 |
*参考情報 |
秋には各地で菊展が開かれ愛好家が腕を振るう。「カ行」に「コンギク」「タ行」に「ダルマギク」がある。 |
|
|
クコ−実・木
(撮影:2007.11.8)
|
*名称 |
クコ |
*撮影地 |
岡山市半田山植物園 |
*科・属名 |
ナス科クコ属 |
*性質 |
落葉低木(枝は長さ1から2mぐらい) |
*原産地 |
中国 |
*説明 |
花期、6と9月の2度咲く。
花色、淡紫紅。
茎がやや蔓状に伸び細い。枝は基部から群がって上向きに多く伸びる。小枝の変化した短い1から2cm程度の棘が互生する。地上にも匍匐茎を伸ばし、同様の株を次々と作って繁茂する。葉は2から3cmの長楕円形で柔らかく、節に数葉ずつ固まってつく。花は、葉腋に花径1cmほどの小さな美しい5弁花をつける。果実は長径1から1.5cmほどの楕円形で秋に赤熟。 |
*別名 |
枸杞 |
*参考情報 |
酒に漬けてクコ酒、生食、ドライフルーツ等にも利用される。また柔らかい若葉も食用にされる。 |
|
|
コノテガシワ−実
(撮影:2007.11.8)
コノテガシワ−実・木
(撮影:2007.11.8) |
*名称 |
コノテガシワ |
*撮影地 |
岡山市半田山植物園 |
*科・属名 |
ヒノキ科コノテガシワ属 |
*性質 |
常緑高木(高さ10から20mぐらい) |
*原産地 |
中国 |
*説明 |
花期、4月。
花色、白。
名前は小枝がよく分岐し小児の掌(てのひら)を立てたような樹形になることからいう。果実は卵形の松笠状で1から1.5cmぐらい、葉はヒノキに似た鱗形葉で表裏の区別がない。春に小花が咲く。園芸種が多く、庭植えの場合は1から2mぐらいに仕立てられる。 |
*別名 |
児の手柏・ 赤芽槲・大葉紅槲 |
*参考情報 |
江戸時代に渡来。冬には葉がやや褐変する。 |
|
|
クリスマスホーリー−葉・実
(撮影:2007.11.24)
クリスマスホーリー−木
(撮影:2007.11.24) |
*名称 |
クリスマスホーリー |
*撮影地 |
岡山市関 |
*科・属名 |
モチノキ科モチノキ属 |
*性質 |
落葉低木(1から2mぐらい) |
*原産地 |
ヨーロッパ南部・中国 |
*説明 |
花期、4から5月。
花色、白から淡緑。
実は11月頃より色づき春先まで楽しめる。ヨーロッパではモミの木のツリーより起源は古く赤い実には魔除けの力があるとされ、リースに飾るのはこのためである。よく似ているものに柊黐(ヒイラギモチ)がありチャイニーズ・ホーリーともいわれて、クリスマスホーリーの名で流通されているようだ。
|
*別名 |
西洋柊(セイヨウヒイラギ)・チャイニーズホーリー |
*参考情報 |
ヨーロッパ原産がセイヨウヒイラギで葉にあるトゲの数がチャイニーズホーリーより少し多い。 |
|
|
コンギク−花
(撮影:2007.10.30) |
*名称 |
コンギク |
*撮影地 |
岡山市関 |
*科・属名 |
キク科シオン属 |
*性質 |
多年草(高さ60cmぐらい) |
*原産地 |
日本全国に分布 |
*説明 |
花期、10から11月。
花色、濃い青紫。
栽培しやすく集まって咲いていると美しい。山野には野性のノコンギクがあり、ノコンギクをはじめとする「野菊」には数種ある。特にヨメナとの区別はつきにくい。 |
*別名 |
紺菊 |
*参考情報 |
「コンギク」は「ノコンギク」からの園芸品種。 |
|
|