行 事 (2) 涅 槃 会
涅槃会 ネハンエ
涅槃図  釈尊(シャクソン)即ち、お釈迦様のご命日(2月15日)の法要。
 本堂の高さ一杯の大きな掛け軸、涅槃図が掲げられました。狩野派の絵師狩野守則の筆であります。
 涅槃図はいろんなお寺にもあるが、これほどの大作は稀ではないだろうか。近年は掛け軸自身の重量に耐えられないということで掲げられなくなっており、拝観の機会が少なくなりました。今では拝観でき、撮影できた時期に巡りあわせたことが大変幸運だったと思います。これも貴重な文化遺産であり鑑賞の機会を将来とも期待したいものです。
涅槃図全体
− 祭壇に掲げられた掛け軸、涅槃図(平成10(1998)年2月14日撮影) −
涅槃図各部
上の涅槃図の各部を示す。構図のスケールの大きさ、
各部の緻密さ、色彩の鮮やかさなど実に見事なものです。
涅槃図釈尊 涅槃図釈尊の背後
涅槃図中央部。釈尊が北を枕に西向きに臥し、
周りを囲む弟子達が悲しむ姿が描かれている。
釈尊の背後部分。人種(肌色)・性別・年齢などを
問わず嘆き悲しむ表情が個々に描かれている。
涅槃図右上観音舞い下り 涅槃図釈尊の足元
- 掛け軸の右上部分 - - 釈尊の足元部分(1) -
涅槃図釈尊足元の下部 涅槃図狩野守則サイン
- 釈尊の足元部分(2) - - 左図の下、狩野守則筆を示す部分 -
動物・鳥なども参集し嘆き悲しむ
涅槃図左端中央 涅槃図左下部
- 掛け軸の左側中央部 - - 左図の下部 -
動物・鳥なども参集し嘆き悲しむ。
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〔岡山県立図書館メディア工房〕