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奈義町と那岐山の漢字の違い

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奈義町と那岐山の漢字が違うのはなぜか。

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『勝田郡誌』p.166~167によれば、豊田、豊並、北吉野の3村合併による新町の誕生に先立ち、小中学生から新町名を募集した結果、約133種の名称の中で、もっとも多かった「奈義」に決定したという記述があった。『角川日本地名大辞典33岡山県』p.815や『日本地名語源辞典』p.187、『日本地名ルーツ辞典』p.725によれば、町名は那岐山に由来するとあり、『角川日本地名大辞典』や『日本歴史地名大系34岡山県』などによると「ナギ」の山名には、古来、名木、奈義、名義、諾などさまざまな漢字が当てられている。小中学生による新町名の募集結果で「奈義」が多かった背景について書かれた文献は見つからなかったため、町教育委員会に照会したところ、合併当時、中学校の名称として「奈義」の漢字が使われていたこと(大正14年に奈義公民学校〔後の奈義青年学校〕として創立。昭和22年に「奈義中学校」の名称になった。)、那岐山を越えた鳥取県八頭郡智頭町に「那岐」という地名がすでにあったためであろうという回答であった。

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奈義町立図書館

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奈義町と那岐山の漢字の違い

(ナギチョウトナギサンノカンジノチガイ)

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奈義町立図書館

(ナギチョウリツトショカン)

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国政寛『勝田郡誌』勝田郡誌刊行会,1958,734p 図版7枚.
「角川日本地名大辞典」編集委員会『角川日本地名大辞典』角川書店,1989,1814p.
『日本歴史地名大系34岡山県の地名』平凡社,1988,1073p.
溝手理太郎『市町村名語源辞典』東京堂出版,283p.
『日本地名ルーツ辞典』創拓社,1992,1078p.

Location
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岡山県勝田郡奈義町

NDC classification
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291.7:中国地方

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