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”あの娘可愛いやモモうり娘、青いドレスにバスケットさげて”ー岡山駅にきょう二十六日から四人の”モモ・ムスメ”がデビュー、午前十一時十四分着下り急行”筑紫”のお客さんたちから初のお目見得、たちまち人気の的となった。四人の内三人は岡大女子学生のアルバイト。鉄道弘済会で”モモ・ムスメ”のため、とくに同駅ホームに冷蔵庫を用意し、もぎたて選りぬきの白桃をサービスして岡山の名物の名をあげようとする。(夕刊山陽新聞昭和27年7月27日2p)、写真は岡山文庫ん128・目でみる岡山の昭和Ⅰ156pほか、kibidas岡山大事典をみると、昭和24年(1949)から始まった“桃娘”は岡山の名産である桃にちなんだコンテスト。とあり。 昭和27年の夏には、県園芸連と協議して、岡山駅頭に本場水蜜桃を販売する「桃娘」を初出場させた。さてこの桃の販売を担当するミス・ピーチを一般から募集したところ、この年は百数十名の応募があったが、県知事外多数の地方名士を審査員に委嘱してその中から四名を選抜して出場させた。これは当時の岡山営業所の一つの凝ったアイデアであったが、今も毎夏その清楚な容姿で水もしたたるような水蜜桃の販売は、岡山駅頭の夏の風物詩の一こまとして、この地を通過の多くの旅客に親しまれるとともに、わが営業所の増売の一翼をになっている。(鉄道弘済会岡山営業所三十年史、1964,28pより)
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岡山市立図書館