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息子に社長の座を譲りたいが、古参幹部が反対しています。【経営関連FAQ0103】

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私が会社を創業して30年、年齢も70歳前になっています。息子は学歴のない私に比較して大学院まで行き、大手企業で働いていましたのを10年前に入社させて専務にしています。そこで、そろそろ息子に社長の座を譲りたいのですが古参幹部が反対しています。どのようにして古参幹部に納得させればよいでしょうか?

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通常、同族会社では社長の次の社長は息子さんがなることが多くあります。そしてこれについては多くの社員が当然と考えていることが多いように思います。そのような中で古参幹部が、息子さんが次の社長になることに反対しているには、よほどの理由があるのではないでしょうか?古参幹部が息子さんのリーダーシップや、経験不足、また価値観など多くの問題点を見抜いているのではないでしょうか。創業者であるあなたには付いてくる幹部も、息子さんには付いてこないと言うことは天の声として、社長であるあなたが虚心に反省することが必要でしょう。親の贔屓目で見て、今ひとつ経営者の器に無い息子さんを社長の座につけようとしていることはありませんか?社長であるあなたがそうでないと言っても、ここではもう一度考え直して、本当に息子さんに実力があるのか、不足している能力は何か、それをどのようにして身につけようとするのかを明確にして下さい。このようにして、後継者を育成することで、真のリーダーが育ちます。そのようになると古参幹部の反対も自然に消滅するでしょう。いずれにせよ経営能力のない社長ではこの厳しい時期を乗り越えることは出来ません。息子さんに何が不足しているのかを社長として再度見直して、足らない点を身につけさせるようにしましょう。

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岡山県産業振興財団

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息子に社長の座を譲りたいが、古参幹部が反対しています。【経営関連FAQ0103】

(ムスコニシャチョウノザオユズリタイガ コサンカンブガハンタイシテイマス ケイエイカンレンFAQ0103 )

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(社)中小企業診断協会 岡山県支部・加藤 珪一(中小企業診断士) Email: katoh@po.harenet.ne.jp TEL086-225-3635 FAX086-223-5966 

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335:企業.経営

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