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「論理的」に「話す・書く・考える」ロジカルシンキングとは?

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「論理的」に「話す・書く・考える」為の手法であるロジカルシンキングとはどのようなものですか。

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ロジカル(論理的)とは「理由が主張をしっかり支えている状態」をいいます。意見の異なる者に自分の意見を述べるときは「伝えたいこと」が相手に伝わり、「納得させること」が出来ないといけません。納得するためには「相手が納得する理由」が必要です。まず、相手を納得させるには、「結論の理由・根拠となるものが、結論をしっかり支えていること」が必須条件になります。この状態を「論理的」というのです(理由・根拠が結論を直接支えていない状態を「論理のギャップ」といいます)。何を当然のことと見なしているかの認識部分が異なる場合、何を論理的と見るかの異なり方は大きくなります。「根拠」は1つでもかまいません。質問に対する返事や反論を述べる際には「肝心な点に関して述べること」が大切です。論理的な文章を書くためには、何を述べているかが正確に伝わる表現をしなくてはなりません。そのため、コミュニケーション能力は重要です。ちなみにプレゼンテーションが上手か否かは、単にコミュニケーション“テクニック”の問題なので、論理性とは関係がありません。「結論」は、冒頭にある方が分かりやすいのですが、論理的であるためには必ず先に述べなければならないわけではありません。発言が論理的に聞こえるか否かは、その人の思考内容よりも表現形式にかかっています。常に論理的に考えている人でも、述べ方が下手なら、その人の発言が論理的に聞こえなくても当然です。理詰めに、結論を直接支える理由・根拠を詳しく述べれば、発言は論理的に聞こえます。論理構造としての「結論としての主張」と「その結論を支えるもの(理由・根拠)」がしっかりしていれば、例えばA案B案のどちらがよいかについて、A・Bどちらの立場からも論理的な文章が書けるわけです。「論理的」であるためには、感情面を述べてはなりません。個人の感情には理詰めに得られる結論を支える力がないためです。言い切るに足る根拠がないときに言い切るのもいけません。言い切るに足る根拠があるか否かで「論理的に」決めることです。最後に「直感」ですが、論理と直感は相容れないものではありません。分析において直感は重要です。ただし、直感で得た結論を人に話す場合は、理詰めの説明が必要です。

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岡山県産業振興財団

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「論理的」に「話す・書く・考える」ロジカルシンキングとは?

(ロンリテキ ニ ハナス カク カンガエル ロジカルシンキングトワ)

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(社)中小企業診断協会 岡山県支部・増田 泰三(中小企業診断士) Email: masuda@optic.or.jp TEL086-225-3635 FAX086-223-5966 

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