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月見橋について
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・『岡山県大百科事典』(資料①)には、月見橋は「岡山市の後楽園と岡山城を結び旭川に架けられた歩行者、自転車専用の観光橋。全長115.2m、幅員3m、ゲルバー式。岡山市が岡山城で博覧会を開催する際、後楽園との間を短絡する橋がほしいとの話が持ち上がり、1954年(昭和29)7月21日に完成した。」とある。橋に関する当時の住民意識などは記載されていない。
・『岡山市百年史 下』(資料②)には、昭和29年に岡山市主催の岡山産業観光博覧会(会期:4月1日~5月20日)が開かれ、その際に後楽園と烏城を結ぶ月見橋が架けられたことの記載があるが、橋に関する当時の住民の意識などは記載されていない。
・資料②の出典である、昭和29年4月1日の「岡山市政だより」(資料③)には、月見橋の写真はあるが、説明はない。
・岡山市の橋についての資料を探す。『岡山の橋』(資料④)には、「月見橋」の写真はあるが、橋を架けられた当時の住民意識などは記載がない。
・『岡山市勢要覧 昭和30年版』(資料⑤)には、月見橋は吊橋の経費を少しでも安くできて風致をそこなわないものということでゲルバー式構桁橋に変更したこと、当時は有料橋であったこと等は書かれているが、架橋当時の住民意識などは記載されていない。
・山陽新聞社総合データーベース「Sandex」(資料⑥)で、「月見橋」と「博覧会」をキーワードにして検索すると、「山陽新聞」朝刊1998年1月8日の記事に、「昭和二十七年、岡山城での産業文化博覧会開催を控えて架橋計画が持ち上がり、二年後に完成したのが月見橋だった。…中略…計画当初から市民の間では‘鶴見橋のような和式の橋が望ましい’という声も強く、デザインや橋の必要性についても論議を呼んだという」とある。
以上のとおり、山陽新聞の記事(資料⑥)以外に、架橋について住民意識が掲載されている資料は見つからなかった。
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