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選挙権年齢が最年少と最年長の国

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選挙権年齢が最年少と最年長の国を知りたい。

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下記(1)~(3)の方法で調べた結果、最年少は16歳、最年長は21歳の国が複数存在する(直接選挙採用国・下院が対象)。

【最年少=16歳の国=6カ国】アルゼンチン、エクアドル、オーストリア、キューバ、ニカラグア、ブラジル
 ※勤労者対象=4カ国……クロアチア、スロベニア、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ("The World Factbook"より)
 ※既婚者対象=1カ国……ハンガリー("The World Factbook"より)
 ※ガーンジー、ジャージー、マン島……"The World Factbook"のみに掲載されているイギリス王室属領や自治領。

【最年長=21歳の国=8カ国】オマーン、クウェート、コートジボワール、サモア、シンガポール、トンガ、マレーシア、レバノン
 ※コートジボワール……"The World Factbook"では18歳だが、「諸外国の選挙権年齢及び被選挙権年齢」、"PARLINE database"では21歳となっている。
 ※ガボン……「諸外国の選挙権年齢及び被選挙権年齢」、"The World Factbook"では18歳だが、"PARLINE database"では21歳となっている。
 ※パキスタン……"PARLINE database"では21歳だが、「諸外国の選挙権年齢及び被選挙権年齢」、"The World Factbook"では18歳となっている。外務省がパキスタン総選挙への選挙監視団を2008年(平成20年)と2013年(平成25年)に派遣した際の報道発表によると、選挙権は18歳以上、被選挙権は25歳以上となっている。
 ※ソロモン諸島……「諸外国の選挙権年齢及び被選挙権年齢」、"PARLINE database"では18歳だが、"The World Factbook"では21歳となっている。
 ※トケラウ……"The World Factbook"のみに掲載されているイギリス王室属領や自治領。

【既婚者であれば年齢を問わない国=3カ国】インドネシア、ドミニカ共和国、ニジェール(「諸外国の選挙権年齢及び被選挙権年齢」より)


(1)2015年12月時点の「世界各国・地域の選挙権年齢・被選挙権年齢」一覧表が『話したくなる世界の選挙』p.124-129に掲載されている。
出典は国立国会図書館による「諸外国の選挙権年齢及び被選挙権年齢」(『レファレンス』65(12)p.150-153)で、オンラインでも公開されている(http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_9578222_po_077907.pdf?contentNo=1)。
また、『話したくなる世界の選挙』p.22では世界地図で「主な世界の選挙権年齢(2015年時点)」を表しており、年齢が判明している189の国・地域のうち、21歳の国は4.2%、16歳の国は3.2%であることが記されている。

最新の情報はインターネット上の公的なデータベースで調べられるが、対象国やデータが異なるケースがある。

(2)The World Factbookの"SUFFRAGE"(参政権)のページ(英語) https://www.cia.gov/library/publications/the-world-factbook/fields/2123.html
 アメリカ合衆国中央情報局 (Central Intelligence Agency, "CIA")による年次刊行物のWeb版。選挙権年齢と義務投票制の有無、その他要件を一覧で見ることができる。データにはイギリス王室属領や自治領なども含まれている。

(3)PARLINE database(英語) http://www.ipu.org/parline-e/parlinesearch.asp
 列国議会同盟(Inter-Parliamentary Union, "IPU")のデータベース。上記論文の出典の一つでもあり、国別に詳細な要件を調べる際に有効。
 ①"PARLINE database"(http://www.ipu.org/parline-e/parlinesearch.asp)にアクセスする。
 ②"Country and chamber"から国と議員を選び、"Module"から"Electoral system"(選挙制度)を選択し、検索する。
 ③"Voter requirements"(有権者の要件)に選挙権年齢が、"Candidacy requirements"(候補者の要件)に被選挙権年齢が記されている。
 ※なお、選挙法改正がある場合は"Electoral Law"(選挙法)の項目に掲載されている。

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選挙権年齢が最年少と最年長の国

(センキョケンネンレイガサイネンショウトサイネンチョウノクニ)

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岡山県立図書館

(オカヤマケンリツトショカン)

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コンデックス情報研究所 編集『話したくなる世界の選挙』 清水書院,2016,143p. 参照はp.22,124-129.
那須俊貴「諸外国の選挙権年齢及び被選挙権年齢」『レファレンス』65(12),2015.12,p.150-153.

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「諸外国の選挙権年齢及び被選挙権年齢」『レファレンス』65(12),2015.12

PARLINE database(英語)

The World Factbookの"SUFFRAGE"(参政権)のページ(英語)

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パキスタン総選挙への選挙監視団派遣について | 外務省(平成20年2月13日)

パキスタン総選挙への選挙監視団派遣 | 外務省(平成25年5月7日)

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314:議会、選挙

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