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山下りんの生涯

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日本初のイコン画家となった山下りんの生涯に関する資料がみたい。ロシアのエルミタージュ美術館に山下りんのイコンが収蔵されている経緯についても知りたい。

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山下りんの生涯に関する資料は以下の通りである。
①大下智一『山下りん』北海道新聞社,2004,242p.
②川又一英『ニコライの塔 大主教ニコライと聖像画家山下りん』中央公論社,1992,269p.
③中村健之助・中村悦子『ニコライ堂の女性たち』教文館,2003,576,22p. 参照は p.85-144
また、④『イコン ビザンティン世界からロシア、日本へ』には、山下りんの画業とその意義についてまとめられている。

ロシアのエルミタージュ美術館に山下りんのイコンが収蔵されている経緯については、
⑤『物語明治・大正を生きた100人』によると、「(中略)出港直前、ニコライ主教から遣わされた司祭らが駆けつけ、りんが描いた二枚のイコンを献上した。(中略)りんがニコライ皇太子(ニコライ二世)に献呈した「ハリストスの復活」は戦後、エルミタージュ美術館に保管されていることがわかり、(後略)」とある。同じく①『山下りん』によると、「このイコンは、(中略)早くから存在は知られていたが、持ち主のニコライ(即位後のニコライ二世)が革命により処刑された後、行方がわからないものとされていた。それが、一九八七年、ニコライ二世の遺品としてエルミタージュ美術館で発見されたのである。」とある。この他、⑦『山下りん研究』の第五章「ニコライ二世のふたつのイコン-山下りんと大津事件」において、詳しく記載されている。

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山下りんの生涯

(ヤマシタ リンノ ショウガイ)

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①大下智一『山下りん』北海道新聞社,2004,242p.
②川又一英『ニコライの塔 大主教ニコライと聖像画家山下りん』中央公論社,1992,269p.
③中村健之助・中村悦子『ニコライ堂の女性たち』教文館,2003,576,22p.
④鐸木道剛・定村忠士『イコン ビザンティン世界からロシア、日本へ』毎日新聞社,1993,119p.
⑤『歴史読本』編集部編『物語明治・大正を生きた女101KADOKAWA,2014,383p.
⑥鐸木道剛『山下りん研究』岡山大学文学部,2013,385,52p.
⑦エルミタージュ美術館所蔵資料検索(英語サイト)http://www.hermitagemuseum.org/wps/portal/hermitage/search-results

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723.1 702.099

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