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ゆが・こんぴら両参(詣)り
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由加山蓮台寺の佐伯増恒貫主が①『由加山』のまえがきの中で両参りの風習について次のとおり解説している。「厄除けの総本山として、ご利益のある善神として、由加山の霊験を聞き、金毘羅宮と共に遠近を問わず、多勢参拝する。いわゆる両詣りの風習は古く、全国から参詣されております。一度は参らなければならない崇信のお山として、現在も参拝者が後を絶ちません。」また、p.90には「明治六年の神仏分離令により由加山と金毘羅宮とのつながりは実質的にはきれていたが一昨年(六十二年)十一月一-三日の火渡り大祭を機につながりができた。名実ともに、両参りの推進・復活である。」とある。この資料には、「由加参りと両参り」「両参りの復活」としてp.90-127に詳しく記述されている。
②『備前瑜伽山古絵図集』の解説文には「倉敷市児島由加山にある瑜伽大権現(現称由加神社と蓮台寺)はその昔商売繁盛の神さまとして五穀豊穣、海上安全の讃州金毘羅大権現と並び称された巨刹である。この両権現は両方詣ってはじめておかげがもらえるという俗信のもとに片詣りは忌まれ共々に繁栄した。」とある。
この他、ゆが・こんぴら両まいりに関する記述は以下の資料にある。
③『山陽カラーシリーズ13 岡山の金毘羅往来』山陽新聞社,1980,28p. 参照はp.21-25
④岡山県教育委員会編集『岡山県歴史の道調査報告書 第6集 金毘羅往来と由加往来・倉敷往来・鴨方往来』岡山県教育委員会,1993,73p.図版26枚 参照はp.1-3
⑤角田直一『児島の日本一物語』児島ライオンズクラブ,1988,184p. 参照はp.75-98
⑥『金毘羅参詣名所図会』の中に、瑜伽山蓮台寺の繁栄の様子が記されている。
⑦日本観光文化研究所編『重要有形民俗文化財金毘羅庶民信仰資料集 第1巻』金刀比羅宮社務所,1982,309p. 参照p.31-32
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