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動く歩道について
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①では中部国際空港の設計を例に、搭乗するまでの一連の移動経路の円滑化や歩行距離の短縮化をコンセプトに、動く歩道を設置した事例を挙げている。
動く歩道のしくみについて「エスカレーターの階段(ステップ)を平らに連続させたものともいえる。装置としては、ベルトコンベアに類似しているが、人間用の輸送機器である。なお、動く歩道の型式には、エスカレーターの水平化ともいえる「パレット式」とベルトコンベア式の「ゴムベルト式」が存在する。大きな手荷物を持ち、使い方がハードなチェックイン前のエリアには「パレット式」、チェックイン後のエリアには「ゴムベルト式」を採用した。また、緩やかな傾斜をもたせることもできる。」との説明がある。
その他、乗降部に水平部分を設ける、速度の調整、照明の配置、固定手すりや音声案内の設置など利用支援における様々な工夫と検証が写真つきで紹介されている。
②では「うごく歩道は水平型エスカレーター」「金属板(パレット)をつなげた方式と、ゴムベルトを使った方式の2種類があります。エスカレーター方式のしくみは、エスカレーターのステップとちがい、パレットがつねに水平になるように回転させます。ゴムベルト方式は、ベルトをささえるローラーをゴムベルトの下に配置し、回転させてゴムベルトをうごかします。」とある。またゴムベルト方式の図解や、実物のうごく歩道の写真もエスカレーター方式とベルト方式のそれぞれ1枚ずつ掲載されている。
③では「大きな駅や空港などにある動く歩道は、階段ではないが、エスカレーターと同じしくみで動く。」とある。また、1970年の大阪万博にて「広い会場を移動するための動く歩道は話題を呼び、日本各地に設置されるきっかけとなった。」という記述もある。また、日本にはじめてエスカレーターが設置されたのは「1914年、東京・日本橋のデパートにはじめて取り付けられた。」との記述もある。
④では動く歩道のはじまりについて「1900年ごろのこと。エスカレーターとエレベーターが発明されて数年たつと、人々は動く歩道ができないかと考えるようになった。とくに大都市の人々はこのアイデアにきょうみをもった。」と書かれている。更に「動く歩道は、どれもきれ目なく回転するベルトでできている。」「動く歩道には、途中ではやさがかわるものもある。のるところと、おりるところだけはゆっくりと動き、途中ははやく動く。のりおりするときにスピードが出ていると、ころんでしまうからだ。」という説明がある。
⑤では、階段式エスカレーターのしくみについて「ブルドーザーもエスカレーターも、輪にした鎖(チェーン)を鎖歯車(スプロケット)にかけて動かしています。チェーンのつなぎ目と鎖歯車の歯がかみ合うため、鎖歯車を回すとチェーンが順に送られ、回転運動を直線運動に変えることができるのです。このような鎖と鎖歯車の動きを鎖伝動といいます。」という説明がある。また、内部の構造が見える図解が載っている。
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