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アマゾン川流域の先住民族
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アマゾン川流域の先住民族について網羅的に記載されている資料は見つからないが、その中の一部の部族について、①~⑤の資料に記載がある。
①『3000万種類の昆虫がいる雨林』には、「ブラジルには70万人の先住民がくらしている」という項目があり、「ブラジルには、まだ発見されずにいる先住民の部族があるようです。そのため、世界じゅうの先住部族の数や先住部族民の正確な数はわかっていません。おおまかに計算すると、ブラジルの熱帯雨林では700,000人の先住民が、それぞれ200の部族にわかれて、170のべつべつの言語を使っています。」,「ブラジルだけでも、90の部族が全滅しています」と記載がある。そして、「ヤノマミ族」と「アクンツ族」の紹介がある。
「ヤノマミ族」は、「人口:32,000人」とし、部族の年表や住居の図説などが記載されている。
「アクンツ族」は、「人口:5人」とし、「アマゾン熱帯雨林にすむ部族のうち、アクンツ族は、わかっている範囲で最小の部族です。1980年代から90年代にかけて、開拓者たちに暴力で攻撃されたアクンツ族は、いまではたった5人しかのこっていません。」とある。
②『写真で見る世界の人びと』には、「南アメリカの人びと」の章の中で、「ヤグア族」、「ヤノマミ族」、「カヤポ族」について、多数の写真を使って紹介されている。
ヤグア族は、生活についての詳しい説明はないが、「ペルーの北東部、アマゾン川流域に住むヤグア族は、熱帯雨林に暮らす最後の民族の1つだ。彼らは狩りをしたり、身を守ったりするために吹き矢をつかう。」と記載がある。
ヤノマミ族については、「南アメリカを流れるアマゾン川流域の熱帯林に住む民族の1つだ。彼らは非常に古くから、ここで狩りをしたり、漁をしたり、採集したり、少し肥えた土地では小規模な農業をしたりして生活してきた。しかし、1970年代、彼らの土地から金鉱が見つかってからは、生活がかわった。そこを開発しようとする大企業の自分勝手なおこないや、外部からもたらされた感染症の危険に耐えていかなければならなくなった」とあり、さらに、「人口の多い(2万人以上)ヤノマミ族は、ブラジルとベネズエラの国境付近の深い森で、何百という村にわかれて生活している。大多数は森の奥深くに住んでいるが、ネグロ川やオリノコ川などの大きな川の川岸に定住している人たちもいる。」とある。そのほか、住居や食べ物、葬式、ピアスのかざりなどについても紹介されている。
カヤポ族については、生活などの説明はないが、部族長の「ラオーニ」について取り上げ、「ラオーニ」の目をひく容貌について、「彼の顔で圧倒的にめだつのは、何といっても非常に大きな下唇だ。(中略)大昔からカワポ族の人たちのあいだでは、大きくのばした唇は強さの象徴とされ、身分の高さのあかしだ。」と説明している。また、カヤポ族が熱帯雨林の破壊を危惧する部族である記述もある。
③『熱帯の森の家族』は、「マチゲンガ族」について紹介されている。「南米ペルーのアマゾンの森奥深くに、ひっそりと暮らすマチゲンガ族がいます」,「人口は5000人ほど」とし、狩りや食事、家、服装など、熱帯の森の生活を、写真とともに、詳しく説明している。巻末には詳細な解説がある。
④『池上彰が注目するこれからの大都市・経済大国 3 リオデジャネイロ・ブラジル』には、ブラジルの先住民族についての記載があり、その中で「アラワク族」と「ヤノマミ族」を紹介している。
⑤『地球をささえる熱帯雨林 6 熱帯雨林に生きる人びと』には、「カヤポ族」についての説明があり、作物栽培と収穫方法について記載がある。
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