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カゲロウの大発生
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①は、カゲロウの生態を豊富な写真で詳しく紹介している。「カゲロウの死」の項目で、大発生する理由について「カゲロウの成虫は、寿命が短いので、時期を合わせて発生しないと、オスとメスとが、うまく出あえません。もしも、出あえなければ、子孫を残すことができなくなってしまいます。そうならないように、おなじ種類のカゲロウは、いっせいに発生し、おなじ時間に活動するのです。」「交尾、産卵がおわると、もう成虫の役割はおわりです。あとは、静かに死んでいくだけです。おなじ期間に集中して、いっせいにあらわれるカゲロウは、死ぬのも、やはり、いっせいです。そのため、川やまわりの岸には、カゲロウの死骸が、たくさんみつかることがあります。」と解説があり、大量に死んだカゲロウの様子が分かる写真も載っている。
②では、「カゲロウ目」の項目で、オオシロカゲロウの大発生について取り上げている。「9月上旬にいちどにたくさん成虫になります。そのため、川の近くに、雪のようにカゲロウの死がいが積もり、それによって車がスリップすることもあるほどです。オスのほうが30分ほど早く成虫になり、メスを待ちながら群れになって飛びます。オオシロカゲロウの成虫の寿命は、成虫になってからわずかに30分から1時間です。」「場所によってはメスだけしかおらず、受精せずに卵が発生する単為生殖で増えています。このような地域で産まれたオオシロカゲロウの卵は、水につけるだけで発生がはじまり、生まれてくるのは、メスのみです。」と記載がある。
③では、「カゲロウのなかま」の項目で、羽化していっせいに飛んでいるオオシロカゲロウの写真があり、「羽化したカゲロウの寿命はひじょうに短く、数時間しか生きられないものもいます。たくさんのカゲロウがいっせいに羽化し、大発生することもあり、車が道路をうめつくしたカゲロウを踏んでスリップしてしまうなど、交通事故の原因になることもあります。」と記載がある。
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