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菱餅の形と色の意味

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ひなまつりの時に飾る菱餅の形と色の意味についてわかりやすく説明されている児童書が見たい。

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①には、「赤いひしもちには、解毒作用のあるクチナシ、白いもちには、血圧をさげるという菱の実、緑のくさもちは、かおりでわざわいをはらうという意味をこめて、ヨモギの葉がつかわれています。また、赤(紅)はモモの花、白は雪、緑は大地を意味するという説があります。五色や七色のひしもちもあります。」との記載がある。

②には、ひしもちについて、「よもぎのみどりのもちのうえにおめでたいこうはくのもちをのせたもの。よもぎはむかしからやくよけのちからがあるとされています。」とあり、「また、菱餅は薬効のあるものとして、赤には解毒作用のあるくちなし、白には血圧降下作用のある菱の実、緑には造血作用のあるよもぎを用いたという説もあります。」との記載がある。

③には、「「ひしもち」は、赤・白・緑の三色のもちを、ひし形に切ってかさねたもの。赤のもちには、クチナシの実をいれ、緑のもちには、ヨモギをいれた。体にいい薬草いりのもちだ。」との記載がある。

④には「ひしもちは、かつて緑と赤の部分に、薬効成分のあるよもぎとくちなしの実が使われていました。」との記載がある。

⑤には、菱餅の形について、「ひし形にするのはわるいものをはらうため。」との記載がある。

⑥には、赤・白・緑の三段重ねのひしもちの色は、赤はモモの花、緑は草もちや芽吹きの色、白は白酒や雪の白などといわれ、どれも春を意味しています。」との記載がある。

⑦には、「ひし形に切った餠がひし餠です。桃の花の紅、雪の白、草の緑の3色が一般的で、江戸時代からひな祭りにかざられるようになりました。その他に2色や5色があり重ね方や色のあわせ方は、地方によってさまざまです。」との記載がある。

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岡山県立図書館

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菱餅の形と色の意味

(ヒシモチノカタチトイロノイミ)

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(オカヤマケンリツトショカン)

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①かこさとし『かこさとしこどもの行事しぜんと生活 3月のまき』 小峰書店,2012,36p. 参照はp.7.
②『ぎょうじのゆらい』 講談社,2002,79p. 参照はp.19.
③国松俊英,熊谷さとし『行事の名前のひみつ』 岩崎書店,2002,95p. 参照はp.44.
④三省堂編修所『こどもきせつのぎょうじ絵じてん』 三省堂,2013,172p. 参照はp.39.
⑤長久保浩子,竹永絵里『はじめての行事えほん』 パイインターナショナル,2018,80p. 参照はp.20.
⑥大橋よしひこ『1年366のひみつ』 学研,2005,128p. 参照はp.55.
⑦石田繁美『家族で楽しむ日本の行事としきたり』 ポプラ社,2005,247p. 参照はp.55.

NDC classification
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386:年中行事、 祭礼

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