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古代の宇宙観
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①では様々な国や時代の宇宙観が、大きな図とともに古い順で記載されている。古代ギリシアの哲学者たちが考えたものとして、車輪型、ドーム型、球状、「タンバリンのような平たい大地が空虚な無限の空間に浮かんでいる宇宙」が記載されている。また、古代中国で考えられたのものとして、ドーム型や球状の宇宙が記載されている。
②では「大むかしの人が考えた宇宙のすがた」として、「今からやく3000年前のエジプトでは、地球は横たわる女神だとされていました。そして、体をおりまげた天の神が、大気の神にもち上げられていると考えられていました。なお、天の神は夜の空にかがやく天の川をあらわしているのだとも、考えられていました。」、また「今からやく3000年より前のインドでは、世界はおおきな半分の球の形をしていて、中心には神のすむ山があると考えられていました。さらに、半分の球はゾウの上に、ゾウはカメの上に、カメは天をあらわすヘビの上にのっていると考えられていました。」と記載されており、図も掲載されている。
③には、①、②と同様の古代中国、古代インドで考えられていた宇宙の姿が、簡単な図で分かりやすく記載されている。
④では、「西洋天文学を生んだバビロニア」として、「バビロニア人は、大地は円盤状になっていて、円盤全体が水にすっぽりおおわれていると考えていました。そして円盤の中心にあるのがバビロニアでした。」として、図も掲載されている。また、古代ギリシアで考えられたものとして、「からっぽの巨大な球の中に円盤のかたちをした大地がうかび、太陽と月は球にくっついています。」、「プトレマイオスは、太陽や月、惑星は地球のまわりをまわっていると考えていました。」として、いずれも図とともに掲載されている。
⑤では、「宇宙の見方と星座の歴史」として、メソポタミア、古代エジプト、古代ギリシャで考えられた宇宙の姿が図とともに掲載されている。
⑥では、世界各地の宇宙に関する伝説が記載されている。
ペルシャの伝説の項では、「ペルシャ湾にそそぐチグリス川とユーフラテス川にはさまれた、バビロニアのあたりに住むカルデア人たちは、世界でいちばん古い文明をきずき星座をつくりだした人々ですが、丸天井のような大空が世界をおおい、昼間、天をまわった太陽は、夜になると西の口からトンネルに入り、つぎの朝、また東の出口からのぼってくると考えていました。」として、図も掲載されている。
ギリシャ神話、エジプト神話、東南アジア、中国、ニュージーランド、フィンランドの宇宙に関する伝説も記載されている。
エジプト人の考えた宇宙として、「四方にそびえる高い山が大空をささえ、空からはたくさんの星がつりさがっているもので、実際に見たままの姿を宇宙のすべてと考えていました。」として、図も掲載されている。
②、③と同様の古代インド人の考えた宇宙も図とともに掲載されている。
また、奥付には「宇宙観のうつりかわり」として、紀元前6世紀以前から18世紀に至るまでの様々な宇宙観が図とともに掲載されている。
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