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認知症検査FAB
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①『認知症予防専門士テキストブック』
p.138-139 「Frontal Assessment Battery(FAB)」は、「前頭葉機能を簡便に評価するための検査」で、「下位検査項目は類似性、語の流暢性、運動系列、葛藤指示、GO/NO-GO、把握行動の6項目から」なるとあり、「FABの下位項目の概要と得点表」が示されている。「10~15分程度という短時間で大まかな前頭葉機能障害の有無を調べることができます」とある。
②『患者と家族を支える認知症の本』
p.32-33 「前頭葉機能検査(FAB:Frontal Assessment Battery at bedside)」は「6項目の面接形式の検査」で、項目は「1.概念化課題」「2.知的柔軟性課題」「3.行動プログラム課題」「4.反応の選択課題」「5.反応の抑制課題」「6.把握行動課題」があり、それぞれ概要が説明されている。「満点は18点。健常者はだいたい8歳以上で満点が取れる」とあり、このような質問形式の評価スケールを行うには時間がかかり1人1時間以上かかることもある、と説明されている。
③『認知症』
p.51 前頭葉機能検査(FAB)の検査内容の例が挙げられている。演出家機能を診る検査では「検査者が1回ノックしたら2回ノックし、2回ノックしたら1回ノックする」という検査を行い、抽象能力を診る検査では「たとえばリンゴとナシに共通する特徴は何か」という質問をする、とある。能力が損なわれている場合、どのような反応をするかも説明されている。
p.220-221 前頭葉機能検査(FAB)は「前頭葉機能(遂行機能)、つまり計画・構成する能力に関する簡易スクリーニング」で「ある特定の行為がどのように始められ、調整され、完了されるに到るか」「精神・思考の柔軟性」「発語能力」が検査される、とある。
p.224-227 検査例が掲載されている。「1 共通項」「2 語の流暢性(知的柔軟性)」「3 行動プログラム」「4 反応の選択(干渉刺激に対する敏感さ)」「5 GO-NO-GO(抑制コントロール)」「6 環境からの独立性」の6項目がある。
④『認知症診療実践ハンドブック』
p.72 前頭葉機能簡易検査(Frontal Assessment Battery:FAB)は「類似課題(概念化)、言語流暢課題、Fist-edge-palm test(運動のプログラミング)、干渉課題、Go-No-Go課題、把握課題(被影響性)の下位6項目で構成されており、5~10分の短時間で簡単に施行できる」とあり「前頭側頭型認知症とAlzheimer型認知症が鑑別できると報告されている」とある。
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