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日本手話と日本語
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①『日本手話言語法案』第一章の第2条に「「手話言語」とは、日本のろう者及び盲ろう者等が、自ら生活を営むために使用している、独自の言語体系を有する言語を指し、豊かな人間性の涵養及び知的かつ心豊かな生活を送るための言語活動の文化的所産をいう。」と定義されています。(第1条で「日本手話言語を以下「手話言語」という」とあり)
②『日本手話とろう教育』には、「一般的に手話と呼ばれているもののなかには、日本語とは異なる文法をもつ手話言語だけでなく、日本語の文法に従って手話単語をならべる場合があり、それは「日本語対応手話」「手指日本語」など、さまざまな呼称で表現されてきた。(中略)日本では、「日本手話」と「日本語対応手話」を区別せず、ひとくくりに「手話」と呼ぶ場合が多い」とあります。
③『日本手話で学ぶ手話言語学の基礎』には、「母語としてろう児が身につける手話言語(日本の場合は日本手話)と、ろう者が暮らすコミュニティで使われる音声言語(日本語)は、同じ地域で同時に使われます。(中略)日本手話と日本語は、根本的に異なる文法的な性質を持っており、言語学的に区別されるべきものです。」とあります。
④『日本手話と日本語対応手話(手指日本語)』には、「ひとくちに手話といっても、巷には日本手話と日本語対応手話(手指日本語)のふたつがあります。(中略)日本語対応手話は、手指日本語とよみかえてよいと思います。英語に訳すとSigned Japanese(SL)です。日本手話は、Japanese Sign Language(JSL)となります。Sign Languageは手話という意味です。(中略)一方、Signed Japaneseは「サインであらわされた日本語」という意味になります。」、また、「日本語とは異なる言語体系をもつ日本手話と、日本語を目で見る形に変えた手指日本語は全く違うのです。」とあります。実践編には、例文を日本手話と手指日本語、それぞれの伝え方を写真と共に説明してあります。
⑤『手話通訳者になろう』には、「自然に生まれた日本手話に対して、日本語を手で表した日本語対応手話(手指手話)がある。」とあります。
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