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「あまのじゃくの重ね岩」
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資料①『日本の民話15 岡山篇・出雲篇』には「アマンジャクの星とり」、資料②『岡山の伝説』には「あまんじゃくの重ね石」、資料③『心のふるさと美作伝説考』には「天邪鬼岩」、資料④『中央町町づくり物語』には「星とりのあまのじゃく」、資料⑤『中央町誌 民俗編』には「あまんじゃくの星取り石」として伝説の紹介がある。
あまのじゃくが星を取ろうとして二上山に岩を積み上げ、もう少しで手が届きそうになったが届かなかった。積み上げた岩が崩れた(あるいは天狗に崩された)跡が重ね岩であるという伝説。
資料⑥『久米郡誌』、資料⑦『弓削町史』には「あまんじゃくの重ね石」、資料⑧『中央町の地名考』には「天邪鬼岩(あまんじゃくのいわ)」として紹介があり、大垪和村角石祖母(ついしそぼ)、弓削町大字羽出木(はでぎ)にも同じ岩があると紹介がある。
資料⑨『岡山の自然保護地域 1977』、資料⑩『岡山の自然保護地域 1983』、資料⑪『自然保護センターだより』(第3巻第10号)、資料⑫『中央町誌 地区誌編』には、二上山にある両山寺を中心とする地域が「両山寺郷土自然保護地域」に指定され(昭和49年(1974)12月18日)、安山岩を母岩とする土壌が分布し「あまのじゃく岩石群」が大きな特徴となっていることを紹介している。
資料⑬『岡山県森林インストラクター会 自然観察会 第10回』では、岡山県内の安山岩は多くは約1億年前にできたものだが、二上山の安山岩は数10万年前に大山や蒜山から噴出したマグマが固まったものに関連するのではないかと考察している。また、「あまのじゃくの重ね岩」を元にした創作童話「さみしいアマノジャク」も紹介している。
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