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クリオネの生態

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クリオネの和名と、クリオネはどんなエサを食べるのか。またどのように獲物をとるのかが載っている児童書がみたい。

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①『深海の生物』には、ハダカカメガイ(クリオネ)は、「貝殻はありませんが、巻き貝のなかまです。翼足というひれのような部分を動かして泳ぎます。子どものときには貝殻がありますが、成長するとなくなります。えものをつかまえるときは、6本のバッカルコーンを出してとらえます。」とある。また、「「海の妖精」とか、「流氷の天使」とよばれて、水族館の人気者なんだ。北海道の海にもいるよ。だけど、えものを見つけたら、天使のすがたから悪魔のすがたに変身さ。頭の上からバッカルコーンという特別製の武器を飛びださせて、えものをつかまえるんだ。」との記載があり、写真入りで紹介されている。「ハダカカメガイのえものは?」の質問項では、「ハダカカメガイは、成長すると貝殻がなくなる泳ぐ貝です。えものは、ミジンウキマイマイという、殻の直径が8mmほどの小さな泳ぐ貝です。ハダカカメガイは、ミジンウキマイマイをつかまえると、殻から身を引きずりだして食べます。」と記載されている。

②『さかなクンと中村征夫の海のおさかな大百科3』には、「クリオネのお名まえ(学名:クリオネ・リマキナ)で有名ですが、日本でのお名まえ(標準和名)は「ハダカカメガイ」。じつはサザエなどと同じ「巻き貝」のなかまなんです!」と記載されている。また、「クリオネは好物のミジンウキマイマイという貝のなかまを見つけると、角のような形をした触角の部分がわかれて、そこから「バッカルコーン」とよばれる6本の触手をのばして、つかまえて食べるんです。」とあり、写真も掲載されている。

③『極限の世界にすむ生き物たち』には、「北極や南極の海にいるクリオネは、海の女神「クレイオ」が名前の由来です。日本語では「ハダカカメガイ」といいます。1~3cmほどのからだに小さな羽がついたような姿はまさに「流氷の天使」」とある。また、「その食事シーンは何とも衝撃的。お腹の上にある触角の間からバッカルコーンという触手をさっとのばしてエサをつかまえます。」との説明があり、写真とイラストも載っている。「半年エサを食べなくても生きられる!」との記載もある。

④『わたしたち、海でヘンタイするんです。』には、「パタパタと泳ぐクリオネは、じつは巻貝の仲間。成長とともに貝殻が退化して、泳ぎやすい体の構造にヘンタイしていきます。成体になった後にも、さらにダイヘンシンする彼ら。大好物の貝(ミジンウキマイマイ)を捕獲するとき、頭が割れて「バッカルコーン」と呼ばれる触手が飛び出します。(中略)「クリオネ」は、ギリシャ神話に登場する女神クレイオからとられた学名です。」との記載がある。また、クリオネの触手が飛び出す様子がイラスト入りで紹介されている。

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岡山県立図書館

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クリオネの生態

(クリオネノセイタイ)

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(オカヤマケンリツトショカン)

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①『深海の生物』 ポプラ社,2016,135p. 参照はp.42-43.
②中村征夫『さかなクンと中村征夫の海のおさかな大百科3』 世界文化社,2012,159p. 参照はp.6-7.
③『極限の世界にすむ生き物たち』 誠文堂新光社,2015,95p. 参照はp.12-13.
④鈴木香里武『わたしたち、海でヘンタイするんです。』 世界文化社,2019,159p. 参照はp.16-17.

NDC classification
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460:生物化学、一般生物学

481:一般動物学

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