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岸田劉生の絵画「詩句ある静物」
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①『交差するまなざし』では、絵の解説として「画面右手のカーテンに、『其処に在るてふ事の不思議さよ/実にひれ臥して祈らんか/されど彼は答へはすまじ/実に只描け/在るてふ事を解き得る迄』という詩句が書き込まれている。」と記載されている。また、註22では、「この詩句は、すでに6年前、すなわち第1回ヒュウザン会の会期中の1912(大正元)年10月22日に詠んでいたものである(『フュウザン』第1号)。」と書かれている。
②『ヒュウザン 第1号』には、岸田劉生の「自分自身と、或る他人に」という詩が掲載されおり、上記①で言及されている一節が末尾の部分に書かれている。
③『岸田劉生』の「五 麗子、於松像のはじまり―劉生様式の確立期」の「写実的神秘派」の中で「詩句ある静物」について触れられており、「その右上隅のカーテンに相当する部分に、次の詩句が劉生独得のレタリングで書き込まれているのだ。」として、①と同じ詩が引用されている。
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