Reference Database > 机を叩くジェスチャー
机を叩くジェスチャー
Content of questions
Content of answers
①『アメリカ紀行』の「実在(ミュンヘン)」に、「発表が終わると、ドイツ式では、拍手ではなく一斉にゴツゴツと机を叩く。拍手の音は上へ広がるが、ドイツでは地鳴りなのだ」という記述がある。
②『ヒロシマ・ナガサキを世界へ』の「その3西ドイツ(Ⅰ)机をたたいて大感激」に、「割れるような拍手が起きた。みんながはげしく机をたたくので驚いて聞くと、ドイツでは感激すると机を叩いて共感を表すのだそうな」という記述がある。
③『アポロン独和辞典第4版』の「klopfen」(たたくの意)の項によると、用例として「Die Studenten klopften Beifall. 学生たちは机をたたいて賛意(称賛の気持ち)を表した」と記述がある。
④『新コンサイス独和辞典』の「Holz」(木、木材の意)の項によると、用例として「auf ~ klopfen木材をたたいて悪い事が起こるのを避ける」と記述されている。
⑤『しぐさの英語表現辞典』には、「rap a piece of wood with one’s knuckles こぶしに握った手の指の節で木製品をコツコツとたたく((まじないの一種)).」の項があり、「knock (on) woodまたはtouch woodと呼ばれるこのまじないは、今日でもやや冗談まじりに英米で広く使われている」とある。手の指の節で木をたたくしぐさは、「神のたたりを避けるまじない」として、「今では生えている木よりも、椅子のひじ掛け、テーブルなど手近な木製品一般をたたくようになっている」と説明されている。
⑥『写真と動画で見るジェスチャー・ボディランゲージの英語表現』には、「Chapter4日常生活や海外ドラマで見かけるジェスチャー」の項があり、「日常生活で見かけるジェスチャー④幸運を祈る」の中に「【2】Knock on wood(いつまでもこの幸運が続きますように)」として、「願い事に関して、拳で木(または木製品)をコツコツ叩き、悪いことが起きないように祈るジェスチャー」と説明されている。また、会話例や解説、関連表現も紹介されている。
⑦『言語学から見た日本語と英語の慣用句』には、「第2章『陰口をきく』のか『陰口をたたく』のか―慣用句の『形式的固定性』について―」の項があり、「4イギリス人はwear the trousers, アメリカ人はwear the pants」の中に、動詞の入れ替え表現の例として「touch/knock on wood(今口にした幸運が続くように唱えるまじないの文句。しばしば木製の机や柱に触れながら言う)」と書かれている。
⑧『ユダヤ人ならこう考える!』には「第3章賢く生きよ!」の項があり、「議論好きになれ!」の中に、ビジネスマンが自慢話をした際などに、木製の机や製品を指でノックするしぐさについて、「『ノック・オン・ウッド(knock on wood))』といって、木を叩かないと、せっかくの幸運や好事が逃げる、あるいは続かないという迷信に由来しています」と書かれている。
⑨『日米ボディートーク』には日本人やアメリカ人が行う動作について意味や使われ方などがイラストとともに説明されているが、「A-33. APPLAUSE拍手」の項にも、「A-39. KNOCKノック」の項にも机を叩くジェスチャーについての解説はなかった。
⑩『ヒトはなぜ拍手をするのか』の「第一部『動作』をめぐる謎」には「2 なぜ友好的な気持ちを示すとき拍手をするのか?」の項があるが、机を叩くジェスチャーについての記述はなかった。
⑪『マナーとエチケットの文化史』の「8 お金とビジネス」には「拍手」という項があるが、机を叩くジェスチャーについての記述はなかった。
Library / institute
岡山県立図書館
Category Information
![]() | Reference Database > レファレンス事例データ > 岡山県立図書館 |
---|