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スナバコノキ 

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スナバコノキに関する資料を見たい。

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①『樹木の世界大図鑑』には、「スナバコノキ(フラ・クレピタンス)の成熟した果実は大きな音を立てて破裂し、種子を最大時速240kmの速度で広くまき散らす。」とあり、果実の写真もある。

②『世界の樹木をめぐる80の物語』の中でコスタリカの植物として、「スナバコノキ(トウダイグサ科フラ属) Hura crepitans」の項目で解説がある。「サルが登れない木」、「毒の木」、「ダイナマイトの木」、「砂入れの木」などを意味する名前で呼ばれていること、乳白色の有毒な樹液を出すこと、最大の特徴として果実が破裂して時速240㎞以上で飛び散ることなどが紹介されている。また、樹木や葉、果実の挿絵も掲載されている。

③『世界のふしぎな木の実図鑑』では、種子を飛び散らせることはトウダイグサ科やマメ科で多く見られる拡散方法の一つ、として説明があり、スナバコノキの種子の写真がある。秒速70mもの勢いで種子を数十m四方に飛び散らせるため、「ダイナマイトツリー」の異名も紹介している。

④『タネは旅する』では「ダイナマイトノキ」の項目で説明がある。幹は多くの鋭いトゲに覆われているために「Monkey no-climb(猿登らず)」や、果実が裂開して種子が飛び散る時の音から「ダイナマイトの木」、「猿のディナーベル(Monkeys Dinner Bell)」、「猿の鉄砲(Monkeys Pistol)」などの呼び名を紹介している。

⑤『早生樹』の中で、スナバコノキは毒性物質を油脂中に含有するため、食用油として利用できないことからバイオディーゼルとしての利用が望まれるとある。「広葉樹油脂の収量および脂肪酸組成と得られたバイオディーゼルの燃料特性」の表にスナバコノキのデータも掲載されるなど、バイオディーゼル燃料としての可能性について解説されている。

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岡山県立図書館

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スナバコノキ 

(スナバコノキ)

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岡山県立図書館

(オカヤマケンリツトショカン)

Source (answer)
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①クリス・クレネット『樹木の世界大図鑑』 河出書房新社,2023,320p.参照はp.22.
②ジョナサン・ドローリ『世界の樹木をめぐる80の物語』 柏書房,2019,239p.参照はp.190-193.
③小林智洋『世界のふしぎな木の実図鑑』 創元社,2020,174p.参照はp.100.
④中西弘樹『タネは旅する』 八坂書房,2022,318p.参照はp.254-257.
⑤岩崎誠『早生樹』 海青社,2012,259p.参照はp.192-198.

NDC classification
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470:植物学

653:森林立地.造林

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