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アロマオイルの猫への影響
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下記の①~⑦の資料には、アロマオイルが猫に悪い影響を与える記述がある。
①『猫専門医が教える猫を飼う前に読む本』では、「精油には植物の成分が何倍にも濃縮されています。猫に有毒な植物は多くあるため、精油を使ったアロマテラピーはある意味、植物を食べるより危険といえます。精油をなめたり皮膚に付けた猫が死亡した例や、毎日アロマを焚いた部屋で暮らしていた猫の肝臓の値が悪かった例が報告されています。猫に精油を使うのはもちろん、部屋でアロマを焚くのもやめるべきでしょう」とある。
②『猫が食べると危ない食品・植物・家の中の物図鑑』では、「アロマ用オイルは」、「動物が口にすると、嘔吐・下痢、中枢神経系の症状、痙攣、まれに肝障害、吸入した場合は誤嚥性肺炎を起こすことなどが報告されています。真性肉食動物の猫は、植物に対して肝臓の解毒機能が働かないため、人よりも犬よりも危険」とある。
③『猫からのおねがい』では、「猫の体にアロマオイルが吸収されると、吐き気などの体調不良を引き起こすことがある」「猫の皮膚は薄いのでオイルが浸透しやすく、猫の肝臓はエッセンシャルオイルを分解できないことがあるのが関係すると考えられます」とある。
④『アロマテラピー大全集』では、「多くの動物は嗅覚が人間より発達していて、においに敏感です。アロマを楽しむには重々注意が必要。特に猫への精油の使用は希釈したものであっても避けてください。」とある。
⑤『抗菌アロマテラピーへの招待』では、「猫族は精油が苦手」「猫やフェレットのように本来肉食で植物成分の代謝が苦手」とある。
⑥「日本アニマルアロマセラピー協会」のホームページでは、「ネコにアロマが危険」「ネコ類の代謝酵素の特性から代謝され難い化合物なため、大変大きなリスク」「ネコに森の香り、レモンの香りが有毒」「イエネコは、遺伝子に異常があるため、精油成分を完全に代謝する酵素が欠けている」とある。
⑦『愛しのペットアロマセラピー』では、「猫と精油の組合せが、潜在的に危険である」とあり、精油の使用が、猫に非常な影響を与えている事例が紹介されている。その一方で、「猫は特定の精油成分に極めて過敏」「問題のない精油も多いものと思われます」という記述もある。
下記の⑧~⑪の資料には、アロマオイルは猫に悪い影響を与えない記述がある。
⑧『香りを楽しむ特徴がわかるアロマ図鑑』では、「現在犬や猫のいる場所で精油を活用してはいけない、どの精油が良くないか?ということを示すエビデンスはありません。」「私自身も犬と猫がいる環境で精油を活用し極端に病気になるということや、短命であるといった経験はこれまでありません。」とある。
⑨『ペットも大好き!アロマテラピー』では、「さまざまなトラブルを抱えているワンちゃん・ネコちゃんの症状がアロマテラピーで改善されるのを、目の当たりにすることになった」とある。アロマテラピーがペットに有効だった例をいくつか紹介している。
⑩『動物のためのアロマテラピー』では、「あらゆる種類の猫、犬、馬、農場でのすべての飼育動物は、エッセンシャルオイルの著しい特性から恩恵を受けることができます。効果は即効性があり、長続きし、動物たちにとってパーフェクトな補足物となります。エッセンシャルオイルの感染と闘い、消毒剤として働く特性のおかげで、動物のすべての流行病や特別な病気の予防、または治療として使うことができるのです」とある。
⑪『東洋医学がペットを救う』では、「重症の肺炎とかの場合には、ネブライザーで、エッセンシャルオイルをミストにして直接肺に吸入させたりもします。その猫の場合は、朝夕2回アロマを焚いただけですが、3日目にはもうごはんを食べました」とある。
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