【岡山大学全国初の生体肺移植】 - デジタル岡山大百科 | 郷土情報ネットワーク
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岡山大学全国初の生体肺移植

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タイトル
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岡山大学全国初の生体肺移植

(オカヤマダイガクゼンコクハツノセイタイハイイショク)

郷土情報の種類
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作成者または作成団体
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テレビせとうちクリエイト

(テレビセトウチクリエイト)

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岡山県立図書館

(オカヤケンリツトショカン)

郷土情報の概要
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1998年10月28日、岡山市の岡山大学医学部附属病院で、全国初となる生体肺移植が行われました。当時、脳死者からの臓器移植を認める「臓器移植法」が施行され、岡山大学付属病院は、脳死肺移植の実施施設として指定された全国四施設のひとつでした。しかし、臓器提供者、いわゆる「ドナー」が現れないという状態が続き、脳死移植についてはそれまで一度も実施されていませんでした。患者の病状悪化と、家族の要望を受け、岡山大学付属病院は、「生体肺移植以外に救う方法はない」と判断。移植適応判定委員会の承認を経て、手術に踏み切りました。患者は、気管支拡張症という重い肺の病気を持つ長野県の20代の女性で、母親と妹の肺の一部を移植するこの手術にはおよそ20人のスタッフが携わりました。生体肺移植は、1990年代からアメリカで始まりました。それまでに、重度の患者の中には、海外に出かけて移植手術を受けるケースがありました。患者のみならず、ドナーといわれる臓器提供者にも、リスクが伴うため、インフォームドコンセント、つまり「十分な説明と同意」も徹底され、患者とドナーに手術の危険性などが詳しく伝えられました。開始からおよそ9時間半におよんだ手術は無事終わり、術後の経過も、数回の拒絶反応が見られたものの、順調に推移しました。そして、手術から2ヵ月後。女性は、無事退院しました。全国初の生体肺移植は、成功に終わりました。

場所
場所

岡山県岡山市鹿田町2丁目5

NDC分類
NDC分類

491.68

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http://digioka.libnet.pref.okayama.jp/detail-jp/id/kyo/M2004090621143537670