書写資料

「斎垣内（いわいのかきつ）」は岡直廬（なおり）（１８４７〜１９３３）の号。岡山神社の神官で歌人・教育者の岡直廬が作った祝詞、文章、和歌などを３冊にまとめたもの。自筆本。第一編は、明治元年から３４年（１８６８〜１９０１）間の、岡直廬撰の古文辞の祝詞・詞・序文・碑文と中古文辞の詞・序文・跋文・歌記などを収録。第二編は、明治３５〜３６年（１９０２〜０３）の、岡直廬撰の古文辞の祝詞・詞・序文と中古文辞の詞・序文・跋文（ばつぶん）・消息（しょうそく）のほか、直廬が詠んだ古風歌の長歌・短歌・相聞歌（そうもんか）・旋頭歌（せどうか）、中古歌風の短歌などを収録。第三編は、明治３９年（１９０６）以降、直廬が詠んだ古風歌の長歌・短歌と中古風歌の短歌、直廬撰の古文辞の祝詞・作文・序文と中古文辞の詞・序文などを収録する。本書は『斎垣内集』・『斎垣内集三編』（発行人国富友次郎）・『斎垣内集四編』（発行人国富友次郎）の草稿本と考えられる。（文責：岡山県立図書館）

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