「岡山県案内写真帖」の「19 神庭の滝」の画像である。 【文字】真庭郡勝山町大字神庭に在り高さ三十六丈幅三丈滔々として声雷の如く 飛沫散乱して瀑下の近傍周園十歩の間近くへからす此の地両側峯屹立し て樹秀て石峙ち時に群猿の林中に遊ふを見るへく盛夏の候と雖寒気人に 迫り肌粟を生するの感あり真に県下第一の名瀑なり 続きを見る 【「神庭の滝」について】真庭市神庭にあり、星山(標高1,030m)に源を発する滝は3段から成り、高さ120m、幅20mとなって落下する。滝を含め下流約1kmの渓谷と両側の山が昭和5(1930)年に国の名勝として指定される。 造瀑層の非常に固い秩父古生層と下位の粘板岩との硬さの違いから浸食に差が生じ、滝が形成されたという。 滝の周辺には昔から野生猿が多数生息していたが、昭和33(1958)年に大阪大学が生態研究のため餌付けに成功している。 続きを閉じる |