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国家安康、家臣豊楽

質問内容

方広寺(ほうこうじ)大仏殿鐘銘(しょうめい)ならびに叙「国家安康、家臣豊楽」について知りたい。

回答内容

当館資料では方広寺大仏殿鐘銘について書かれている資料は下記のとおり(「豊臣秀吉と京都」「江戸人の歴史意識」「中世・近世の国家と社会」「民衆宗教史叢書 第23巻」)であるが、これらには「国家安康、家臣豊楽」については特に記載されていなかった。 「日本歴史大辞典」で<方広寺>の項目に「一四(慶長一九)年その供養に際して、南禅寺の清韓文英の撰した鐘銘に「国家安康」「君臣豊楽子孫殷昌」の字句があったため、徳川氏の妨げるところとなり、これを」契機として大坂の陣が起こり豊臣氏の滅亡となった」の記述有り。 「日本歴史大事典」では<鐘銘事件>では「豊臣秀頼による方広寺大仏殿の再興に際し、徳川方から引き起こされた事件。・・・・(中略)・・・・徳川氏は巨鐘銘文の「国家安康(こっかあんこう)」「君臣豊楽(くんしんほうらく)の二句が徳川氏を忌む文言と主張し、法会中止を強要。・・・」の記述有り。

回答館・回答団体

岡山県立図書館

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カテゴリ情報レファレンスデータベースレファレンス事例データ岡山県立図書館2004~2006年処理事例

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国家安康、家臣豊楽

(コッカアンコウクンシンホウラク)

回答した図書館または団体
回答した図書館
または団体

岡山県立図書館

(オカヤマケンリツトショカン)

情報源(回答)
情報源(回答)

「豊臣秀吉と京都 聚楽第・御土居と伏見城」日本史研究会編 文理閣 2001.12
「江戸人の歴史意識 朝日選書」野口武彦著 朝日新聞社 1987.7
「中世・近世の国家と社会」永原慶二〔ほか〕編 東京大学出版会 1986.11
「民衆宗教史叢書 第23巻 権現信仰」雄山閣出版 1991.8
「日本歴史大辞典 8 は‐ま」 日本歴史大辞典編集委員会編集 河出書房新社 1981
「日本歴史大事典 2 こ~て」小学館 2000.10

NDC分類
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210.5

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