回答内容
だんじこ唄は『美作の民俗』『私たちのふる里』『岡山県の民謡』等に説明がある。それによればだんじこ唄は池普請などの時、土手を杵(きね)などで搗(つ)き固める時に歌われた唄であり、千本搗ともいわれる地搗き唄の一つである。作業の様子は『私たちのふる里』が詳しい。だんじこの意味は「搗く人をだんじこという」、あるいは「作業工程を指す」など諸説が示されている。しかし、だんじこの語源や由来などの調査は行われていない。『岡山の民謡』に記載されている唄の採録場所は備前・美作一帯で備前市、旧町名では御津、加茂川、吉井、吉永、牛窓、勝北、美作、作東、中央、旭、久米、久米南である。なお『おかやまの民謡』では採集された唄に楽譜をつけている。
回答館・回答団体
岡山県立図書館