回答内容
『岡山県大百科事典』によれば、「日本救世軍の指導者山室軍平によって1908(明治41)年に発案、実施された街頭募金の先駆である」とする。そして呼称は最初は慈善鍋で第一次世界大戦後、社会鍋と改称されたとする。また『山室軍平の生涯』の「社会鍋の由来」によれば1906(明治39)年に年末に貧しい人たちに慰問籠を配ったのが最初で、慰問籠の資金捻出のため1909(明治42)年暮れに街頭に鍋を出し、当初は慈善鍋といわれていた。1921(大正10)年以降、社会鍋と称するようになったとある。救世軍ホームページにある「社会鍋物語」よればその起源は1894年アメリカのジョセフ・マクフィー大尉の発案によるもので、当初は壺であったという。なお『岡山県歴史人物事典』によれば山室軍平は新見市(旧阿哲郡哲多町)出身である。
回答館・回答団体
岡山県立図書館