デジタル岡山大百科 | 岡山県立図書館

禅語の意味

質問内容

茶席の掛軸に“鳥啼山更幽”と書かれている。意味および出典を知りたい。

回答内容

『茶席の禅語大辞典』(淡交社)の文字数別索引で「鳥啼山更幽」を引いたところ、「風定花猶落 鳥啼山更幽」が該当し、「風定まって花猶落つ、鳥啼いて山更に幽なり」と読み下している。これは「風が止んだのに花が落ち、静寂の中に響き渡る鳥の一声によって更に寂寥感が深まる情景」と説明があり、「もとは梁代の王籍の『若耶渓に入る』と題する詩の『蝉噪きて林逾静』に続く結句」とある。王籍の「若耶渓に入る」の詩全文は『漢詩名句辞典』(大修館書店)のpp.106-107に確認できる。

回答館・回答団体

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禅語の意味

(ゼンゴノイミ)

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(オカヤマケンリツトショカン)

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有馬賴底.『茶席の禅語大辞典』.東京,淡交社,2002,951p.参照は594p.  鎌田正ほか.『漢詩名句辞典』.東京,大修館書店,1980,731p.参照はpp.106-107.   有馬賴底.『よくわかる茶席の禅語』.東京,主婦の友社,2003,383p.参照はpp.212-214.

NDC分類
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921:詩歌.韻文.詩文

188:各宗

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