レファレンスデータベース > フォーリン・チオカルト法について
フォーリン・チオカルト法について
質問内容
回答内容
資料①には、フォリン-チオカルト法[Folin-Ciocalteu method]の解説として、「フォリン-チオカルト試薬を用いるタンパク質定量法。フォリン法(Folin method)ともいう。フォリン反応によって生じる青藍色を比色定量する。ビウレット反応と組合わせたO.H.Lowryの改良法(1951、フォリン-ロウリー法)は感度も数倍高く、現在広く用いられている。」とある。
関連項目として、フォリン-チオカルト試薬[Folin-Ciocalteu’s reagent]については「フォリン試薬(Folin’s reagent)、フェノール試薬(phenol reagent)ともいう。O.FolinとV.Ciocalteu(1927)により考案されたタンパク質定量用試薬。タングステン酸ナトリウム(Na2WO4・2H2O)100g、モリブデン酸ナトリウム(Na2MoO4・2H2O)25g、水700mlに85%リン酸50ml、濃塩酸100mlを加えて10時間ゆるやかに沸騰環流させたのち、硫酸リチウム150g、水50ml、臭素数滴を加えて15分間沸騰させ、過剰の臭素を除去する。冷却後1lに希釈し、沪過して使用する。」という記述がある。
また、フォリン反応[Folin’s reaction]については「フォリン-チオカルト試薬による呈色反応。pH10付近で本誌薬をタンパク質に作用させるとチロシン、トリプトファンおよびシステイン残基と反応して青藍色を呈するので、タンパク質の定量法(フォリン-チオカルト法)として利用される。尿素、グアニン、キサンチン、フェノール類とも反応し発色がみられる。」という記述がある。
資料②にはLowry法(フェノール試薬改良法)について、測定法も含めた記述がある。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
カテゴリ情報
![]() | レファレンスデータベース > レファレンス事例データ > 岡山県立図書館 |
---|