回答内容

(１)創業者の心構えとは？・・・創業にあたっては、未知な世界に対する様々な不安が生じます。人によっては、創業のための不安から、精神的にアンバランスな状況を引き起こしたり、現在の仕事でのミスやトラブルさらには体調までも崩したりすることさえあります。創業を志す人は、さまざまな創業の不安や環境変化に対して、変わらぬ「原理原則」を持ち、それらによる「論理的な検討」が必要といえます。(２)「収入減少」の不安・・・収入の減少の可能性は、最も大きな不安といえます。収入の減少の不安に対しては、最低限の収入レベルを明確化し、そのレベルを下回ったら、事業を大きく見直すか、停止するある一定の基準が必要です。何の基準もなく、ずるずると低収入または収入がないままで、事業を続けないことが大切です。(３)「失敗したらどうしよう」「まわりが気になる」と言う不安・・・自分にとっての真の価値は何かを整理して考えることが必要です。価値の実現の優先順位を明確にし、失敗・成功の可能性を冷静に計算し、失敗の可能性を出来るだけ低下させる必要があります。最終的には、「失敗から学ぶ」という姿勢が重要となります。(４)「競争に勝って行けるか」と言う不安・・・競合はできるだけ冷静に分析することが重要ですが、創業段階では、競合をそれほど意識することはありません。競合を意識するよりも具体的な特定顧客を明確化し、その顧客の満足を追求することに注力することが重要です。

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岡山県産業振興財団