回答内容
〔悪立地のタイプ〕立地条件が悪いという場合、次の3タイプがあります。A.地域パワー低下型悪立地‥‥過疎化で人口減少、高齢化現象が生じたり、より強大な商業集積へ購買力が流出するなど、いわゆる「市場環境の悪化」する場合。B.競合激化型悪立地‥‥近隣に大型店等が出店することにより、自店のお客が他店に流出する場合。C.自己原因型悪立地‥‥店前通行客多く、客観的には立地に問題ないのに、入店率が低いので店主は立地が悪いと重い込んでいる場合。〔立地克服のステップ〕どんな立地のタイプでも、基本的には次のステップで進めるしかありません。①モニター調査などを行い、現状を知る。②弱点を手直しして、わざわざ来てもらえる強みをつくる。③受け入れ態勢をつくる。④人(お客)を集める。⑤もう一度来店して頂くリピーターづくりをする。〔立地克服法〕立地克服に近道はありません。生涯一度の大勝負の覚悟で一年計画のつもりで上記ステップに従い作戦を進めて下さい。上記3タイプ別克服法のポイントは次のとおりです。 A、地域パワー低下型→好立地競合店にない差別化商品を品揃え大々的にPR。B、競合激化型→好立地競合店が行ってないサービスを開発し、大々的にPR。C、自己原因型→モニター調査の意見を参考に外構の手直し(入口、看板等)なお、①好立地の競合店と同じ宣伝や安値競争をしない。②従来のイメージの払拭、③会員制などにより来店予定者のメドを立てること、が肝要です。
回答館・回答団体
岡山県産業振興財団