回答内容
多くの商店主は「不況だから売れないのが当たり前」と思いこんでいますが、「売れないのがおかしい」というような考え方に切り替えて、売り方に工夫をする必要があります。「売れ筋商品を並べていたら、何の努力をしないでも売れる」と考え、商品(ハード面)に努力をするのは誤りです。売り方(ソフト面)の工夫と努力こそが、お客に「わが店」を選択して頂く決め手になるのです。売り方を開発するには、お客に、①トク、②ラク、③ベンリ、④オモシロサを感じて頂くことを念頭におきながら、差別化できる手法を具体的に検討することがよいでしょう。この4つのキーワードの原点は、顧客満足です。お客に満足して頂くことで、再来店して頂き、繁盛店につながって行きます。次に、売り方の革新策を列挙します。(1)量り売り・バラ売り・束ね売り‥‥固定観念を打破し、売場を活性化(2)予約・期間契約販売‥‥「ご予約承ります」で、売上予測もたつ(3)会員制販売‥‥トク・ラク・ベンリを提供して、上得意客の囲い込み。(4)試食・試用販売‥‥商品を解って頂く提案販売、賑わいを演出し集客。(5)移動販売‥‥顧客密着の売り方で、安・近・短をお客に提供。(6)ユニークな店頭POP演出販売‥‥欲しい、食べたいの感情をゆさぶる。(7)関連・コーディネート販売‥‥店の主張を目で伝え、買上点数増につながる。(8)営業時間延長‥‥若者をターゲットに、昼と夜で主力商品の入れ替えも。(9)ファックス通販‥‥ローコストで効果も高い。(10)インターネット販売‥‥商圏の概念を超えて、不特定多数のお客を対象に。
回答館・回答団体
岡山県産業振興財団