回答内容
顧客名簿は集めることが目的ではなく、徹底的に活用して固定客化を図ることが目的です。従って、顧客名簿の活用法は次のとおり進めて下さい。1.ランク分け‥‥名簿を重要度に応じてランクわけをして、ランクに応じた適切な対応をタイムリーに行います。(A級)新規客名簿:上得意客となる可能性を秘めているので迅速な対応と短期に集中的にアプローチを行うことで、再来店をできるだけ早い内に果たさせるよう工夫する。(B級)来店頻度は低いが買上額の大きい顧客名簿:どちらかといえば不安定な客。ライバル店にとっても魅力的なお客と見られ、奪取される危険度が高いので、きめ細かな対策が必要となる。(C級)来店頻度の高い顧客名簿:最も安定した顧客であり、お馴染み様と言える客である。一般的な対応でよいが、新規客を紹介して頂くといった活用の効く客でもある。2.名簿の見直し‥‥お客の加齢や生活変化などで、生涯顧客となるか、名簿から切り捨てるか 、またランク替えや分類の入れ替えも行います。(顧客情報は、個別事情が書き込め、随時変更できるポストイットメモが便利)。3.名簿データの活用‥‥名簿はDM用の住所録ではなく、お客に対して最大限の満足を得て頂くためのデータベースです。次のデータを基にして販促アプローチを行うと共に、接客販売時点での活用も大いに工夫して下さい。①買上品目(その商品との関連商品をコーディネート提案)、②買上額(一定期間の買上に景品)、③誕生日等(グリーティングカード等で連繋)、④趣味(趣味についての情報提供)、⑤サイズ、カラー(限定特別催事の案内等)
回答館・回答団体
岡山県産業振興財団