回答内容
まず、子どもと親(送迎する立場として)の行動範囲を決める要因について挙げてみましょう。 ・バス、電車などの交通機関があるか(便利に使える状況か)どうか。 ・移動時間。実質30分以上かかる距離になるとむずかしい。 ・岡山のような地方、特に郊外地域になるとクルマでの移動がメインとなるため、教室に駐車場があるかどうかで商圏が変わる。 ・近くに類似のものがあるかどうか(遠出する必要があるかどうか) といったことが挙げられます。教室開設候補地およびその隣接地域において、これらの条件を踏まえ、商圏となりうるかどうかを検証してみましょう。ただし、逆に考えれば、企業努力によって商圏を広げることも可能です。例えば、公共交通機関が充実していないならば、送迎バスを用意することも可能です。あるいは隣接地域の競合には備わっていない訴求力を塾に持たせ、それを前面に出した営業を行うことで「遠出する必要」を作り出すことも可能です。 商圏については、「商圏を把握する」よりも前に「商圏を最大化する」方法を考えてみることが大切です。
回答館・回答団体
岡山県産業振興財団