回答内容
成熟市場を迎えている今日、受注を増やし、売上を伸ばしていくために、提案型営業が強く叫ばれています。良いアイディアを持ちながらビジネスブランが悪かった、プレゼンテーションが下手であった、等のために受注に結びつかないケースも多く見られます。人を説得するためには、まず自分がそのアイディアに惚れこむこと、自分が納得する提案書であることが必要です。コンサルティング会社の責任者として実務面から多くの指導をし成功している野口吉昭著『事業企画&営業提案の立て方・まとめ方』かんき出版(1997年)を紹介します。著者の提案書の特徴は、事業企画と営業提案は共通項が多いという理由で事業企画書のケースと営業提案書のケースを合体している点です。また、実際のコンサルティングや研修で使用している「考え方」や「カリキュラム」を念頭に入れて構成することによって、「即実践」、「即受注」を意識したものになっている点です。内容は、プロローグ 業績を上げる「企画提案書」とはどんなものか?、STAGE1 企画提案の目的を明確にする、STAGE2 企画提案をヒットさせる環境分析の方法、STAGE3 事業・商品を定義づける、STAGE4 事業・商品の市場性を提案する、STAGE5 営業活動を通した情報収集と分析、STAGE6 事業・商品展開の戦略をたてる、STAGE7 ビジネスパートナーを探索する、STAGE8 事業収支のシミュレーションをする、STAGE9 企業提案書の描き方・まとめ方、STAGE10 絶対にYESと言わせるプレゼンテーション、となっており、各ステージでは、そのステージのポイントがわかりやすく述べられています。
回答館・回答団体
岡山県産業振興財団