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片山潜について

質問内容

片山潜(かたやません)について知りたい。

回答内容

 久米南条郡羽出木村(現久米郡久米南町)出身の社会運動家。1859(安政6)年12月7日~1933(昭和8)年11月5日。藪木家の二男に生まれるが、1878(明治11)年片山家の養子となる。1880(明治13)年岡山県師範学校に入学するが、翌年には退学し、上京。印刷所で働きながら学び、1884(明治17)年に渡米する。アイオワ州グリンネル大学を卒業後、大学院に進む。イギリスに旅行し社会事業、都市改良事業などについて見聞をひろめた後、エール大学で学ぶ。1896(明治29)年帰国し、「六合雑誌」編集委員の傍ら東京専門学校教授に就任。山室軍平らと貧民研究会を作り、ついで幸徳秋水、安部磯雄らとともに社会主義研究会を組織、社会民主党を結成するなど日本における社会主義運動の先駆者となった。1914(大正3)年渡米。以後、反帝国主義運動に従事した。主な著作に『わが回想』(徳間書店 1967年)、『日本の労働運動』(岩波書店 1976年)、『搾取なき社会への熱情』(国際出版 1948年)、『片山潜論文集』(戦旗社 1930年)、『片山潜著作集』全3巻(片山潜生誕百年記念会 1960年)がある。出身地の久米郡久米南町に片山潜記念館が整備されている。

回答館・回答団体

岡山県立図書館

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片山潜について

(カタヤマセン)

回答した図書館または団体
回答した図書館
または団体

岡山県立図書館

(オカヤマケンリツトショカン)

情報源(回答)
情報源(回答)

『幸徳秋水と片山潜』大河内一男著,講談社,1978年. 『弱者解放への献身』田中三郎著,サンケイ新聞社,1984年. 『岡山の文学アルバム』山本遺太郎著,日本文教出版,1983年. 『岡山県歴史人物事典』山陽新聞社,1994年.

場所
場所

岡山県久米南町

NDC分類
NDC分類

289:個人伝記

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