レファレンスデータベース > 「都藍尼」という作品を幸田露伴が書いているか
「都藍尼」という作品を幸田露伴が書いているか
質問内容
回答内容
①『露伴全集 別巻』の索引では「都藍尼」の題名の作品はない。
人物名の「都藍尼」を手掛かりに国立国会図書館レファレンス協同データベースを検索すると、「都藍尼」に関連する事例②があった。
参考文献として挙げられている資料③『シリーズ女性と仏教 4巫と女神』④『日本思想大系7 往生傳 法華験記』の「本朝神仙伝」を確認。
更に⑤『朝日日本歴史人物事典』でも「都藍尼」の項を確認する。
“中世霊山の女人禁制伝承とともに登場する女性。仏法の修行に励んで長寿を得、吉野山の麓に住んだ。女人禁制の金峯山によじ登ろうとしたが、雷電などの天変地異を被り、ついに登ることが叶わなかったという。(略)”との記述である。
こうした内容から、再度、幸田露伴の作品を検索し、「芳野山の仙女」が都藍尼について書いた作品であることが分かった。
収録されているのは⑥『露伴全集 第15巻』史傳1⑦『日本幻想文学集成8 幸田露伴』である。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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