レファレンスデータベース > 「恵」の異体字「恵」の異体字質問内容「恵」という漢字は近代以降になって「惠」の略字として日本で新たに定められた字体なのか。回答内容『大漢和辞典』(大修館書店)の「恵」の項に「惠の略字」という説明があるのみ。『康煕字典』(吉川弘文館)では「惠」が見出しとなっている。一方、昌泰年間(899-901)の末から延喜年間にかけて日本で編纂されたとされる『新撰字鏡 天治本』(臨川書店)と元禄本の「正俗字例」(『異体字研究資料集成第3巻』収録)では「恵」と「惠」の両方の字体が収録されている。また、『朝日百科日本の国宝5』(朝日新聞社)で、8世紀の聖武天皇筆とされる東大寺の国宝「賢愚経巻第十五」の中にも「恵」の字体が確認できる。回答館・回答団体岡山県立図書館カテゴリ情報レファレンスデータベース > レファレンス事例データ > 岡山県立図書館レファレンスデータベース > レファレンス事例データ > 岡山県立図書館メタデータレファレンス事例タイトルレファレンス事例タイトル「恵」の異体字(ケイノイタイジ)回答した図書館または団体回答した図書館または団体岡山県立図書館(オカヤマケンリツトショカン)情報源(回答)情報源(回答)1.諸橋轍次『大漢和辞典 巻4』修訂版,大修館書店,1986,1236p.参照はp.1049,1089.2.『康煕字典』吉川弘文館,1905,1696p.参照はp.354.3.京都大学文学部国語学国文学研究室『新撰字鏡 天治本』増訂版,京都,臨川書店,1999,889p.参照はp.3,134.4.『異体字研究資料集成 第3巻』雄山閣,1974,412p.参照はp.205,218.5.『朝日百科日本の国宝5』朝日新聞社,1999,p.参照は31p.NDC分類NDC分類811:音声.音韻.文字利用対象者利用対象者全年齢検索キーワード検索キーワード漢字 恵 異体字受付日受付日2011-2-16回答日回答日2011-2-16公開日公開日2008-03-05このページのURLこのページのURLhttp://digioka.libnet.pref.okayama.jp/detail-jp/id/ref/M2008021021540564810関連するコンテンツ郷土情報ネットワーク続きはこちら >レファレンスデータベース続きはこちら >