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英国の国章に描かれた草花の意味
質問内容
回答内容
『世界の国旗と国章大図鑑』(平凡社、2012刊)の旗章用語解説をみると“国章:独立国を代表する紋章”とあり、イギリス(グレートブリテン・北アイルランド連合王国)の個所に、国旗と共に王室紋章の図と解説がある。それによると“(前略)…台座にイングランドのバラ、スコットランドのアザミ、アイルランドのクローバー、…(後略)”を配したものとある。
質問の国章がこの王室紋章であることを確認し、更に紋章について詳しい資料を紹介した。
『ヨーロッパの紋章』(河出書房新社、1996年刊)には、該当の紋章が“英国王エリザベス2世の紋章”としてカラーで掲載されていて、花の部分も確認できる。この花については“イギリス王家の紋章”の中で紋章に使われている植物についての説明がある。バラは、テューダー・ローズ(Tudor Rose or Union Rose)と呼ばれるもので、「現在もイングランドの国華あるいはバッジである薔薇の始まりである。(中略)連合王国のバッジである花はイングランドの薔薇、アイルランドのトゥリフォイル(Trefoil-しろつめづさ属の三葉の植物、シャムロックShamrockともいう)、スコットランドの薊の各バッジを組み合わせたものである。」として、図が示されている。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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