回答内容
デフレ不況が深刻さを増している現状では、リスクマネジメントについての対策が必要となっています。つまり、自分の会社も取引先も、まず倒産のしくみ・実態などを知っておき、倒産防止と危機回避のために、対策を講じておくことが必要です。そうしたリスクマネジメントに関する参考書として、末松義章著『倒産の仕組み』日本実業出版社(2000年)1500円 をお薦めします。 本の内容は、①倒産の実態と正体、②さまざまな倒産の形態(法的整理と私的整理、銀行取引停止、会社更生、和議、民事再生、会社整理、破産、特別清算等)、③倒産をめぐる人びと(債権者、債務者、従業員、出資者等)、④倒産を見分ける財務分析、⑤危ない取引・情報(事故を起こしやすい取引形態)、⑥営業マンはここに注意(各種チェックポイント等)、⑦取引先対策の実例、の7つの章で構成されています。この本は、同出版社が「見る・読む・わかる/入門の経営」シリーズの一環として出しているもので、法律面での倒産のしくみと、焦げ付き回避のための取引先に対する与信管理等を、豊富な図解と8つの実例を交えて、やさしくコンパクトに解説されています。
回答館・回答団体
岡山県産業振興財団