回答内容
顧客一人ひとりの好みなどに関するデータを、「顧客情報」として収集・分析して、欲しい商品を、先回り提案して行こうという手法が、ワントゥワン・マーケティングです。1人ひとりの購買履歴などを情報分析し、それぞれのニーズや感性に合わせ、「あなただけに」をキーワードにして販売促進をする手法です。自分の好みにあった商品を提案された顧客は、「そうそう、こんなものが欲しかったのよ」と、つい商品を購入していく…といったことを狙ったものです。 では、このような顧客情報を、「IT技術等を使って、どう収集し活用していくのか」について解説している参考書が、TBCコンサルタントグループ編『顧客情報活用の知恵』同友館(2000年)1800円 です。 この本は、サブタイトルを「ワントゥワン商売で成功する事例」としているように、15の成功事例と4の活用事例で、全ページの大半を占め、実務的に説明しています。また事例に加えて、小規模零細企業の情報化への取り組み度合いに応じて、システムのあり方や、導入手順も盛り込んでおり、また、巻末には資料編として、IT技術に関するキーワード集(用語辞典)も掲載しています。
回答館・回答団体
岡山県産業振興財団