回答内容
ネーミング開発においては、手法と材料が必要だと言われます。その材料をたっぷりとそろえたのが、横井惠子著『ネーミングのための8か国語辞典』三省堂(1999年)4,900円 です。日本語・英語・ラテン語・ギリシャ語・フランス語・スペイン語・イタリア語・ドイツ語の8か国語でネーミングに使えそうな語を並べています。読むだけでも楽しくなります。これで正しい語の意味も確認することができます。さらに分野別にも分類されています。哺乳動物・鳥・草花・樹木・野菜・果実・宝石・色・数・方角・星座・爵位などです。商品サービスが持つイメージに近い語をすぐに検索できるようになっており、これだけ材料がそろえばあとはどう料理するかにかかっています。外国語を商品・サービス名、ブランドとして使う場合、語感や日本での一般的に理解されている意味はよいものであっても、本来の意味では必ずしもよい意味をもっていないケースもあり、あとで困ったことになりがちです。この辞典で調べておけばそういう失敗を防ぐこともできます。
回答館・回答団体
岡山県産業振興財団