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産学連携しても無駄金にならないか?

質問内容

産学連携しても教授にお金を持って行かれるだけで企業側にメリットがなかったと言った例を聞きます。そのようにならないためにどうすればよいのでしょうか。

回答内容

産学連携を通じて大学の知恵を借りようとして、お金を出したけれど期待した成果が得られなかったという例も聞きます。通常のビジネスと同じように共同研究においても、開始前に明確にしておくべきことがあります。また実施中に確認すべきこともあります。そのような注意点を上げてみましょう。①産学連携の目的を明確にすること。当然の話ですがどのような目的で産学連携を行いたいのかを明確にすることが必要です。技術指導を受けたいのか。社員を教育して欲しいのか。何かあったときの相談相手になって欲しいのかなどです。②次に産学連携の内容を明確にすることです。「何を」、「いつまでに」、「どのようにしたいのか」、またそれを行うに当たり「どのような役割分担」で行いたいのか。また「スケジュール的」にはどうなのか。自社から提供する「資料」、「原材料」、「人材」についてはどのように考えているのかなどです。もちろん共同研究などの場合の費用についても明確にすべきです。③また進捗管理も重要です。定期的に打ち合わせしたり、データ検討会を行ったりして、進捗を確認すると共に、自社が考えている方向に研究が進んでいるかどうかを確認してください。④積極的に意見を言いましょう。自社が考えている方向と異なったり、進捗状況が遅かったら、自社の意見や要望を伝えましょう。⑤もっとも大事なことは経営者が産学連携に興味と関心を持つことです。それがないとよい結果は生まれません。

回答館・回答団体

岡山県産業振興財団

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産学連携しても無駄金にならないか?

(サンガクレンケイシテモムダガネニナラナイカ)

回答した図書館または団体
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または団体

岡山県産業振興財団

(オカヤマケンサンギョウシンコウザイダン)

情報源(回答)
情報源(回答)

(社)中小企業診断協会 岡山県支部・加藤 珪一(中小企業診断士) Email: katoh@arma.co.jp TEL086-225-3635 FAX086-223-5966 

NDC分類
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507:研究法.指導法.技術教育、発明

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