回答内容
経営方針や経営計画策定に当たり下請け会社であるからできないことと、下請け会社でもできることがあります。できないことに色々と思い悩むのではなく、できることを着実にするようにしましょう。そうすれば経営方針は立てられます。経営方針を考える場合次のような手順で考えると、考えやすいでしょう。①自社は将来どのような会社になりたいのかを明確にすること。これは売上高や従業員数ではなく、どのような性格の会社にしたいかと言うことです。例えば精密板金加工ではどこにも負けないようになりたいとか、短納期生産システムを構築したいとか言うようなことです。②次に①で考えた会社になった場合の数字で表せる姿を明確にします。この場合、売上高とか従業員数、店舗数なとでがあります。③そして、どのような会社になりたいのか、その規模などが明確になると、現状と目標との差はどの程度あるのかを色々の項目について明確にしてください。④ここまで行くとその差(ギャップ)を埋めるために「何を」「いつまでに」「どのようにすればよいのか」を明確にすることで経営計画につながります。この場合重要なことは極力数字で表せるものは数字化するとともに、それを実施する時期を明確にしないと、日常の仕事に流されてしまいます。このようにすると一日一日の変化は少なくても、年の単位では大きな変化が期待でき、貴社の変身につながります。
回答館・回答団体
岡山県産業振興財団