回答内容
現在取引している外注先が「ある特定の部品などを加工するのに当たりベストの外注先」かどうか、どのようにして判断するのかとの質問です。この外注先がベストかそうでないのかは分かりません。通常は次のような方法で外注先を選定するようにしている会社が多いようです。是非そうされるようにお奨めします。①現在取引している全外注先のリストを作成する。(分野ごと、外注会社名、保有加工機械名、品質管理体制、ジグなどの工夫状況など)②各種実績を記入する。(主要取引品目、取引額、不良率、納期遅延率、誤配送率など)③各業者の評価を行う。(経営者の積極性、品質、価格、納期、連絡体制、得意分野、技術力などについて5段階評価がよいでしょう)④外注先リストの内容を充実させるため、各地の商談会やインターネット検索などを通じて、新たな外注先候補を発掘する。このようなリストを作成することで、外注加工の必要性が生じた場合、適切な外注先を選定することができます。リストがないと、担当者は知っている業者に発注してしまいます。なお基本的には1社購買ではなく複数購買にして、価格の妥当性と競争環境を確保することが必要です。また外注先に対して品質、納期などの実績をフードバックして、改善を求めると共に、不良な外注先とは取引を停止することも必要です。
回答館・回答団体
岡山県産業振興財団